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2020年7月 8日 (水)

2019年8月の岡山・広島・鳥取・兵庫旅行 17 加古川線の旅 西脇市まで往復 その1

播但線を姫路~和田山間往復し、再び姫路に戻った後は山陽本線を東進し、加古川に向かい、加古川線に乗車しました。

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この線も加古川が作った平地に沿って山陽本線と福知山線谷川駅を結ぶ陰陽連絡線で播州鉄道1913年4月1日、加古川町駅~国包(現在の厄神駅)間7.56kmを開業させたのが始まりです。同年8月10日には野村駅(現在の西脇市)まで延伸しました。1915年5月14日、加古川町駅は国有鉄道加古川駅に統合されました。1923年12月21日、播州鉄道は路線を播丹鉄道に譲渡しました。1924年12月27日、野村~谷川間が延伸開業し、現在の加古川線が全通しました。

路線データ

管轄(事業種別):西日本旅客鉄道(第一種鉄道事業者)
路線距離(営業キロ):48.5km
軌間:1067mm
駅数:21(起終点駅含む)
複線区間:なし(全線単線)
電化区間:全線(直流1500V)
閉塞方式:自動閉塞式(特殊)
運転指令所:大阪総合指令所加古川支所
最高速度:85km/h


1943年6月1日、播丹鉄道が国有化さ、加古川線となり、1958年6月10日には全列車が気動車化、1972年3月15日、蒸機の全廃、1986年11月1日には貨物駅業が廃止されました。1990年4月1日、野村駅と鍛冶屋駅を結んでいた鍛冶屋線(延長13.2km)がこの日を以て廃止され、野村駅は西脇市駅と改称されました。加古川線にはこれ以外に厄神駅から三木駅までの三木線(後の三木鉄道2008年4月1日に廃止)、粟生駅から北条町駅までの北条線(後の北条鉄道)、加古川駅から高砂駅までの高砂線(1984年12月1日に廃止)がありました。これらは国鉄に買収される前はいずれも播丹鉄道の路線でした。

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鍛冶屋線の野村~西脇間は地勢的に西脇市の中心を通る路線で利用者が多く、加古川~野村~西脇~鍛冶屋や西脇~野村~谷川と直通運転される列車が設定され、実質的に「本線」と言われていました。
1995年1月の阪神淡路大震災では播但線同様に寸断された山陽本線の迂回路線としての役割が期待されましたが、単線非電化がネックとなりました。このため電化の必要性が叫ばれ、2004年12月9日全線が電化されました。総事業費60億円のうち、45億円はJR西日本と沿線自治体が負担し、残る15億円は沿線地域での募金で民間負担となりました。

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2020年5月1日現在、加古川~谷川間全線通しで運転される列車は1往復のみで、厄神、西脇市で運転系統は分かれています。全列車が全線でワンマン運転されています。加古川発で見ると、厄神行きと西脇市行きが交互に運転され、西脇市から先は交換設備がないため、1編成が走る運転となっており、1日9往復、土曜休日は8往復で、3時間ほど列車が無い時間帯もあります。

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コメント

B 767-281様お早うございます。加古川線まだ乗った事がありません。それにしても厄神とは凄い駅名「地名?」ですね。言われに興味があります。今日も雨ですね。九州から岐阜辺りに雨雲が移っていますが、これ以上何事も無く済む事を祈っております。今朝の新聞ではスギやヒノキを落葉広葉樹に変えれば治水機能が上がるのでは?と言う説がありました。地元近く高尾山辺りもスギだらけ、国産材の販路拡大をすれば一石二鳥だと思います。

細井忠邦さま、おはようございます。

厄神とは疫病神という意味もありますが、逆に疫病を追い払う,退治する神という意味も持っており、関東などでは「八幡」に相当するようです。関西では、阪急宝塚線に門戸厄神なんて駅もありますね。
毎年のように起こる「何十年に一度」の大雨・大水害、やはりいままでの治水対策を本格的に改めないといけない気がします。
植林事業も時間のかかることですから、早めの対策が必要ですね。

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