公園保存蒸機 土崎街区公園のD51 370号機
全国の公園等に保存されている蒸気機関車を見学するシリーズ、今回は2017年6月末から7月頭にかけ、秋田県を旅行した際に訪問した公園から、最初は土崎駅そばの土崎街区公園に保存されているD51形370号機です。
2017/7/1
公園の開園は大正4年(1915年)とのことですから、訪問時に既に開園100年を過ぎていました。
公園の奥の方にD51370号機は保存されていました。
土崎街区公園はJR奥羽本線土崎駅東口から南西方向に伸びる駅前通りを1ブロックほど進んだ左手にあり、土崎神明社や日影稲荷神社に隣接する公園です。
形態的には標準スタイルのD51で、給水温め器の向かって右側のカバーやボイラー下のカバーが欠損していました。尾灯を掛けるフックもありません。
7連の潤滑油のバルブは箱がランボード下、バルブがランボード上に出ており、線路方向に並んでいます。逆転器のリンクプレートは大穴タイプです。砂管のパターンは栗東市手原稲荷公園に保存されている403号機と同じです。
キャブはこのように鉄製の網で閉鎖されています。後方の屋根が長く伸びているのが特徴です。期間助手席前のランボードにある潅水清浄器は搭載されていません。
炭水車の台車は標準台車(鋳鋼と鋼板による組み立て式台車)です。灯火類は前照灯、尾灯ともにありません。
D51370号機は沖田祐作氏の機関車表データによると1940-5-18 日立製作所笠戸工場にて製番1249として落成、新潟局配属されますが当初配置は不明です。1948-7現在、酒田、1955-8-1現在、山形、1957-11現在、山形、1968-4現在、新庄、1972-3-31現在、秋田、1972に秋田で廃車となりました。
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