首都圏の駅の変化 その4 飯田橋駅 前編
首都圏の駅の変化シリーズ、今回は飯田橋駅です。
2018/2/19
今回、飯田橋駅は曲線部にあった島式ホームを約200m市ヶ谷方面の直線部に移設し、車体とホームの間隔の広がりを無くしました。
2019/1/28 飯田橋駅の西口側に線路、外堀を超す橋が牛込橋
その歴史を辿ってみると、1894年10月9日、甲武鉄道新宿~牛込間の市外線が開通した際に牛込駅として開業しました。場所は現在の飯田橋駅西口に接する牛込橋から少し四ッ谷寄りでした。1895年4月3日には飯田町まで延伸されました。1904年8月21日、飯田町~中野間が直流600Vで電化開業し、電車の運行が開始されました。1906年10月1日、甲武鉄道が国有化され、牛込、飯田町の両駅は官設鉄道の駅となりました。1909年10月12日、線路名制定で中央東線、1911年から中央本線となりました。1928年11月15日、関東大震災の復興と客貨分離を目的に新宿~飯田町間が複々線化、このときに牛込と飯田町は駅間が近いため統合され、飯田橋駅となりました。
2019/1/28 地下鉄の飯田橋駅 東西線、有楽町線、南北線、大江戸線のマークが見えます。
その後、1964年12月23日には地下鉄東西線、1974年10月30日には地下鉄有楽町線、1996年3月26日には地下鉄南北線、2000年12月12日には地下鉄南北線の駅が開業とJRは中央・総武緩行線しか停まらない駅ですが、地下鉄4路線と交わる駅となりました。
1982/2/11 かつて飯田橋駅の水道橋よりカーブからはこのような写真を撮影することが出来ました。
1983年の早春、大学院の博士課程を間もなく修了し、つくばに就職が決まっていた頃でしたが、ちょうど首都圏の国電のうち、中央・総武緩行線では中央快速線から103系の高運転台冷房編成や201系編成が緩行線に転属となり、オレンジ塗装のまま緩行線を走っていました。
1983/2/5 ブタ鼻ライトと揶揄されたシールドビーム化改造ライトの103系
豊田区から転属した戸袋窓のある非ATC高運転台103系
201系 量産形編成
4月から東京を離れるという思いもあり、それらの編成を記録しておこうと思い撮影したのが飯田橋駅の水道橋よりのカーブでした。しかし、その数年後、この場所からの撮影はできなくなりました。
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B 767-281様今晩は。飯田橋の上り側、私も良く撮影しました。でも当時は101や103、201系でさえカメラを向けている方はさほど多くはありませんでした。今のようにネットで情報が入ってくるわけでもなく、自分で考えてお目当てを待っていました。私にとっては「ブタ鼻」はどちらかと言うと量産冷房車からのあの形態かなと思っています。
投稿: 細井忠邦 | 2020年7月27日 (月) 20時13分
細井忠邦さま、おはようございます。
撮影するにも今ほど情報がなく行き当たりばったりで、かつ撮影できるコア数も持っているフィルムのコマ数によって制限された時代でしたが、天気の良い日にお気に入りの場所で来た列車を記録するのがあの頃のやり方でしたね。
あれから40年近くが経ち、あの頃撮影した写真が1コマ1コマ懐かしく思えてきますね。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2020年7月28日 (火) 04時17分