中央・総武緩行線のE231系0番台 現状
中央・総武緩行線は最初にE231系が投入された路線でした。
まず1998年10月に東急車両製造(1~5号車)とJR東日本新津車輛製作所(6~10号車)で製造された209系950番台が1編成投入されました。この編成は1992年の901系(後の209系900・910・920番台)、209系、E217系、E501系などからなるVVVF制御、交流誘導電動機駆動の系列に次ぐ第二世代のVVVF制御車両の試作車として試験が行われ、2000年3月27日から営業運転に投入されました。10両編成においてMM'モハユニットが2組あり、一方は三菱電機製の3レベルインバータ(後に通勤タイプで採用)他方は日立製作所製の2レベルインバータ(後に近郊タイプで採用)の2種類が1ユニットずつ搭載されました。
2007/1/3 市川 E231系901B 試作(量産先行)編成
試作編成の試験の結果は良好で、同線における103系、201系編成の置き換えが急務であったことから、2000年3月13日からは量産形0番台編成も投入され、同年6月にはE231系900番台に改番されました。
2009/10/4 市川 量産1号編成
量産形編成の1~3は東急車輛製造で製造されましたが、27・28編成を除く4~42編成はJR東日本新津で製造され、その後、0番台は常磐快速線・成田線用に投入され、その後301系の廃車代替で57編成(2002年12月改正)、2006年10月・11月の京浜東北線209系試作車編成の置き換えで209系500番台3編成の浦和転属補充で80~82編成が再び総武・中央緩行線に投入されました(これら4編成は東急車両製造製)。所属も初期の編成21本は習志野電車区所属でしたが、2003年12月に209系500番台、E231系は三鷹電車区に統合されました。
209系500番台 C501~C511、C515 ,C516の13編成
E231系0番台 B1~B42,B57、B80~B82、B901編成の47編成
2016年4月時点での三鷹車両センタ―配置編成
2017年春から山手線にE235系が投入されることになり、それまで山手線で活躍中のE231系500番台11両編成からサハE231形4600番台を抜いた10両編成が中央・総武緩行線に投入されることとなり、0番台は209系500番台とともに武蔵野線、川越線、八高線に転属することになりましたが、山手線のE231系500番台は52編成しかなく、8編成分不足することになります。さらにE231系500番台は6M4T編成のため、0番台も性能を揃えるために6M4Tに組成を変更する必要があります。
6M4T化されたE231系基本番台 2020/7/5 秋葉原 6M4T化されパンタが3丁となったB26編成
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