公園保存蒸機 大森山公園のD51 232号機
公園保存蒸機シリーズ、今回も2017年6月末から7月頭にかけ、秋田県を旅行した際に訪問した公園から、羽越線新屋駅が最寄り駅となる大森山公園に保存されているD51形232号機です。
2017/7/1 大森山公園案内図
大森山公園は秋田市浜田にあり、秋田市が管理する公園です。公園内には秋田市大森山動物園、大森山遊園地、大森山展望台、グリーン広場などの市民向け施設のほか、県内のテレビ・FM放送局の親局送信所があります。アクセスは今回の旅行ではレンタカーを使いましたが、公共交通機関としては秋田駅前、新屋駅前から「新屋線/大森公園行」のバスで終点下車となります。
訪れた時はちょうど補修直後だったのか、写真のように非常に美しい状態で、ランボード横や手摺りが白く塗装されていました。
潤滑油バルブの形態は昨日のD51370号機と同じです。
残念ながら炭水車側の灯火類は欠損していました。
砂管のパターンは前2本が垂直、3本目がなだらかに後方に落ちるタイプです。強いて言えば、梅小路機関区に保存されているD511号機に似たタイプかといえます。逆転器モーションプレートの穴は小穴タイプです。
D51232号機は1938年12月8日、国鉄土崎工場で製番1として落成しました。同年12月12日に仙台局に配属となり、配置は青森から始まり。1948年1月21日に弘前、1967年3月11日、借入で秋田、同月15日正式に転属、1970年4月1日青森、1971年3月9日土崎工場に保管となり、1971年4月1日付けで青森で廃車となりました。1971年7月から当所に静態保存されています。
キャブ内も見学可能で、メーター、バルブもきちんと揃っていました。
この機関車の保存、維持に関しては土崎工場製1号機であることや、終生奥羽本線北部で活躍したこともあるのか、秋田市が力を込めて維持していることが感じられました。
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