公園保存蒸機 津市偕楽公園に保存されているD51 499号機
全国の公園等に保存されている蒸機を見て歩くシリーズ、今回は2017年8月の愛知・三重の旅で立ち寄った三重県の県庁所在地津市の津駅から歩いて5分ほどの偕楽公園に保存されているD51形式499号機です。JR東日本の動態保存蒸機D51498号機の一番違いの番号機です。
2017/8/5 形態的な特徴はなんといっても後藤式G-3タイプのデフレクターです。
2010/4/29 安中~磯部 G-3タイプのデフレクターは1番違いの498号機にも新製されたのもが装備されたことがあります。通常タイプのデフレクターに比べ、スタイルが精悍に見えます。
沖田祐作氏の機関車表による車歴データでは
D51499 国鉄鷹取工場=27 1941-02-01 S77.60t1D1T(1067)
車歴;1941-02-01製造→納入;国鉄;D51499→配属[鉄運乙第252号];広島局→1941-02-10配置;糸崎→1943-10-01広島→1943-12-15糸崎→1950-08-13鳥取→1953-12-10集煙装置取付(後藤工場)→1954-12-22重油併燃装置取付→1957-07-09後藤工場にて切取式除煙板G-3型装備;鳥取→1958-09-17福知山→1972-04-01(3/31?)亀山→1972-05-20借入;奈良→1972-10-01奈良→1973-09-18(9/17限)廃車;奈良
(最終走行距離205万km=概数)→
1973-10-09保存;三重県津市「偕楽公園」
となっており、製造は鷹取工場(製番27号機)、広島局配置を皮切りに山陰本線、関西本線等で活躍し、最後は奈良機関区で廃車となっています。
砂撒き管のタイプは前2本が若干前方に曲がり、3本目は途中から45度下がるタイプ、逆転器リンクプレートの穴は小穴タイプです。
潤滑油バルブの箱はランボード下にありますが、6連のバルブは見えません。
機関助手席前のランボードに潅水清浄装置が搭載されています。
ドーム後方に重油併燃装置の重油タンク、煙突には集煙装置が装着されています。炭水車の前照灯はケースだけで中身が欠損しています。
普通型以外のデフレクターに関してはこちらのサイトのデータが大変参考になります。
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