公園保存蒸機 玉城町城山公園に保存されているC58形414号機
2017年8月の愛知三重方面の旅行で訪問した公園保存蒸機、今回は参宮線田丸駅から5分ほどの城山公園に保存されているC58形414号機です。 2017/8/5 駅名標
奥が多気方面
駅舎は木造駅舎
この説明にあるように田丸の街は南北朝時代に南朝の拠点として城下町となり、織田信長がさらに城下町として整備、江戸時代は伊勢参りの宿場として栄えた街です。
C58414号機は沖田祐作氏の機関車表データによると
1947-5-14 汽車製造大阪工場 製番2550
札幌局配属 配置苗穂
1949-3-1現在 苗穂
1955-8-1現在 苗穂
1973-4-24廃車 苗穂
1973-9-1保存場所到着 汽車製造大阪工場で落成後、札幌局配置となり、一時滝川区に配置されたこともありましたが、苗穂機関区配置で活躍しました。走行距離は1,301,409.9km でした。
C58形は1938年から1947年にかけ、汽車製造と川崎車輛で合計431両が製造されました。414号機は1947年製造の最終グループ17両(408号機から427号機)に属します。製造は戦中の1944年までと戦後の1946年以降に分かれ、後者はボイラー径の拡大(1,364mm → 1,396mm)、炭水車を6-17型(石炭6t・水17t)から10-20型(石炭10t・水20t)型に拡大、無台枠の船底型に変更、台車の変更(軸ばね形プレート式 → まくらばね形鋳鋼製)とするなどの設計変更が行われました。
デフレクターは北海道機特有の切り詰め式となっています。
前照灯はシールドビームの補助灯付きです。ナンバープレートは赤く塗装されています。 潅水清浄装置は搭載されていません。
炭水車は拡大された10-20型で、 台車は戦時形D51などでもみられる まくらばね形鋳鋼製を履いています。
少々字が小さく見えずらいですが、「昭和21年~22年にC58二次形45両製造、うち39両が終戦後軍供出として樺太に接収」とあるのは誤りで二次形(戦後形)は42両、樺太向けは昭和16年~18年製造の14両、戦後ソ連に接収。軍供出は改造工事が行われたものの輸送されないものも多く、実際供出されたのは25両。とのことです(こちらのサイトから)。
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