2018年晩夏 長野県内の保存蒸機を見て歩く旅 7 下諏訪駅周辺あれこれ
本来は昨日のC12 171号機の先に見た光景ですが、今回は下諏訪駅周辺の紹介です。 2018/8/31
駅の開業は1905年11月25日で茅野、上諏訪駅と同時です。 単式1面1線の1番線ホームに改札口、駅舎本屋があり、上下線を挟んで島式ホーム1面2線で両ホームは岡谷方の跨線橋で繋がっています。
中央の「万治の石仏」は下諏訪町東山田字石仏にあり、1660年(万治3年)に造られた石仏で、同町の指定文化財になっています。高さ約2.7メートル、奥行き約4メートルの胴体の上に、高さ約60センチメートルの頭部が載っており、万治の由来は同仏像の胴部に「南無阿弥陀仏 万治三年十一月一日 願主 明誉浄光 心誉慶春」と銘が銘が刻まれていることに由来します。言い伝えによると諏訪大社下社春宮に石の大鳥居を立てるため、この石仏を材料にしようと鑿を入れたところ(その鑿は現存している)、そこから血が出てきたため職人達は祟りをおそれ、その晩に夢枕で上原山に良い石材があるという夢を見た職人達が探しに行くと見つけることが出来、職人達はこの石仏を阿弥陀如来として祀ったとのことです。 1905年の開業以来、駅舎は何度か建替えられていますが、1963年3月に改築された駅舎を1998年2月にリニューアルしたのが現在の駅舎です。
下諏訪駅は諏訪大社下社、下諏訪温泉観光の拠点駅で、上諏訪、下諏訪、岡谷の中では最も標高が高い位置にあります。駅前には諏訪大社の式年祭で寅、申年に行われる御柱祭の象徴である御柱が二本建てられています。上の説明版にあるようにこの柱は1998年の長野オリンピック・スタジアムの選手入場口に建てられた柱だそうです。
下諏訪駅で下車し、町役場のC12171号機を見学後、諏訪湖畔のD51349号機を見学、湖畔に沿って釜口水門、岡谷駅まで歩いているため、下諏訪~岡谷間は乗車していません。
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