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2020年9月11日 (金)

日本工業大学工業技術博物館の2100形2109号機 その2

昨日の記事に引き続き、日本工業大学機械技術博物館に保存されている2100形2109号機の話題です。

Dsc01889 2017/11/20

Dsc01922 イギリスで発明され、世界中に広まった鉄道において最初に使用されたブレーキシステムは、機関車と緩急車による手ブレーキで、後には列車全体を鎖でつなぐチェーンブレーキシステムに発展しました。しかし、列車全体に均等にブレーキを作用させることが出来ないという問題点がありました。一方、蒸気機関車特有の蒸気ブレーキシステムも開発されましたが、これもあまり汎用性がありませんでした。1874年にノース・イースタン鐡道の技術者J・Rスミスによって開発されたのが真空ブレーキで、機関車から列車全体にブレーキ管が引き通され、機関車側でイジェクターを操作することで管内の空気圧を真空にし、各車両のブレーキピストンを動かし、ブレーキを掛けるというものでした。ただ、このシステムは管が破れたり。連結が外れたりした際にブレーキが利かなくなるトラブルがありました。この問題を解決するためにブレーキを緩めるために管内を真空にする自動真空ブレーキシステムが開発されました。これによって事故はだいぶ減りましたが、管内を真空にしなくては列車が出発できず、真空にするためにホコリ等を吸い込み、列車が動かなくなるトラブルの頻発や編成が長い場合の応答性の悪さが表面化しました。
最終的にたどり着いたシステムが空気ブレーキでこれはアメリカのジョージ・ウェスティングハウスが開発したシステムで真空ブレーキは大気圧の1気圧と真空の気圧差を利用するものに対して、空気ブレーキは圧縮空気を利用することで1気圧以上の空気圧差を利用でき、ブレーキシリンダーの小型化に貢献出来、機関士からの応答性も格段向上しました。

明治時代に輸入されたB6形も当初は真空ブレーキでしたが、1921年に空気ブレーキの搭載が決断され、コンプレッサー、エアタンクが搭載されてゆきました。

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タンク式機関車であるB6は両サイドに大型の水タンクが装備されています。

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定期的に公開運転がなされている機関車であるため、整備も行き届いており、黒光りしています。

Dsc01927
前部には引き出し、押し込みようのアントが連結されていました。

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コメント

B 767-281様お早うございます。この施設可動できる状態での保存というのが素晴らしいですね。機械は矢張り動いてなんぼ、だと思います。B6その昔鉄道ファン誌で特集されていたのを思い出しました。国鉄での末期は新橋近辺で入れ替えをしていたとか、そのような記事でした。さて自民の総裁選、あまりの出来レースぶりに極力見ないようにしていますが、菅の話の酷さには呆れてしまいました。消費税問題も何が言いたいのかよくわからない。

細井忠邦さま、おはようございます。

NHKが時々、放映する蒸気機関車の映像(昭和のSL映像館)の中にも現役時代のB6のものがありますね。愛知県で最後まで残ったドイツ製のB6だったと思いますが。

自民党が政権を取っている以上、その総裁は総理大臣になるわけで、総裁選は総理大臣を決める選挙な分けですが、7年8ヶ月の安倍政権の悪かった点をそのまま反省もせず引き継ぐ人間を雪崩を打って承認するという党の大多数の進め方を理解している国民はどれくらい居るのでしょうね。

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