2018年晩夏 長野県内の保存蒸機を見て歩く旅 21 松本駅でみたED60牽引貨物列車
松本駅、今でもEF641000番台牽引の貨物列車等の通過はあるようですが、かつては大糸線の貨物列車を牽引するED60の姿もありました。
拙Blogでもかつて阪和線・紀勢本線関係でED60、ED61の記事を纏めたことがあり、今回は写真は再掲になりますが、大糸線・松本駅関係で載せます。
1980/5/3 松本駅
ED60形電気機関車は1958年に3両、関西電力黒部川第四発電所の建設資材輸送の目的で大糸線に投入されました。電源開発が利用債を引き受け、
1号機 三菱電機・新三菱重工業
2号機 川崎電機製造・川崎車輛
3号機 東洋電機製造・汽車製造 という組み合わせで製造されました。
その後、1959年から1960年にかけ、東洋・汽車、東洋・川崎の組み合わせで4~8号機が製造され阪和・紀勢本線に投入されました。
使用した結果、軸重がそれまで使用していた旧形の中型機ED16,ED17,ED18,ED19等に較べ大きく軌道に与える負担が大きいこと、消費電力が大きく変遷所容量が不足すること等が問題点として判明し、製造は8両で終わりました。
1~3号機は甲府機関区に新製配置され中央本線で慣らし運転が行われ、北松本電車区・後の松本運転所北松本支所に配置となり、大糸線で活躍しました。4,5号機は仙山線作並機関区に配置されました。1号機はダム工事完了後も北松本を拠点に運用され、2,3号機はダム工事完了後、甲府機関区に戻り、1965年には八王子機関区に転属、さらに鳳機関区に転属し、阪和線で活躍、1972年には再度、北松本支所に戻され、1985年から1986年にかけて除籍されてゆきました。
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