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2020年10月23日 (金)

2018年晩夏 長野県内の保存蒸機を見て歩く旅 25 長野市役所篠ノ井支所前に保存されるD51 921号機

1959年5月1日、それまでの篠ノ井町・塩崎村が合併し、長野県では16番目の市である篠ノ井市となりましたが、1966年10月16日、長野市・埴科郡松代町・更級郡川中島町・信更村・更北村・上水内郡七二会村・上高井郡若穂町と合併し、長野市の一部となり、篠ノ井市は廃止されました。かつての篠ノ井市役所は現在、長野市役所篠ノ井支所として機能しており、その敷地内にD51 921号機が静態保存されています。

Dsc05732 2018/8/31 駐車場の奥の場所に保存されておりました。煙突には集煙装置が装着。

Dsc05733
この機関車の履歴は沖田祐作氏の機関車表データによると
1943-11-8 川崎重工兵庫工場 製番2895
東京局配属
1943-11-15配置 高崎
1943-11-18使用開始
1946-12-21高崎第二
1952-3-31高崎第一
1952-11-16木曽福島
1960-2-2換気装置取付
1972-4-28廃車 木曽福島
1972-6保存 とのことです。

Dsc05734 デフレクター後ろの潤滑油バルブはランボード上に線路方向に整列、逆転器リンクプレートの穴は大穴タイプです。

川崎車輛製D51形式の年代別リストによると
1935年度(13両):D51 1 - 13(製造番号1643 - 1655)
1936年度(14両):D51 24 - 37(製造番号1738 - 1742・1783 - 1791)
1937年度(27両):D51 49 - 67・71 - 78(製造番号1807 - 1819・1824・1825・1828 - 1831・1890 - 1897)
1938年度(14両):D51 107 - 120(製造番号1932 - 1945)
1939年度(45両):D51 265 - 309(製造番号2143 - 2152・2168 - 2177・2191 - 2197・2200 - 2209・2212・2211・2210・2213 - 2217)
1940年度(17両):D51 564 - 580(製造番号2417 - 2433)
1942年度(20両):D51 748 - 767(製造番号2692 - 2701・2718・2719・2725 - 2728・2763 - 2766)
1943年度(40両):D51 768 - 772・843 - 845・918 - 949(製造番号2866 - 2873・2892 - 2901・2908 - 2917・2953 - 2964)
1944年度(31両):D51 1130 - 1160(製造番号3008 - 3011・3013 - 3024・3026 - 3028・3030 - 3042)
1号機が川崎車輛製であり、1941年度は内地向け製造がありませんが台湾総督府向けに12両
D51 7 - 18(製造番号2416・2463 - 2470・2591 - 2593) が製造されています。
また1949年には樺太向けに(7両):D51-8 - 14(製造番号3170 - 3176)が製造されています。

私が現役機もしくは保存機で遭遇・見学した機関車は
1号機 梅小路 2号機 津山 4号機 現役 53号機 現役 59号機 現役 60号機 現役 118号機 現役・小手指公園 272号機 世田谷公園 296号機 府中市 566号機 現役 577号機 現役 767号機 現役 943号機 入山瀬公園 946号機 湯本石炭化石館 となっています。

砂管のパターンは末広がりの下辺の幅が広いのが特徴のようです。

Dsc05735 助手席キャブ前の潅水清浄装置は装備されていません。

Dsc05737 炭水車の前照灯、尾灯は装備されていますが、前照灯はシールドビームタイプです。

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コメント

B 767-281様こんにちは。D51、いわば蒸気機関車の代名詞とでも言えるような存在なので、さすがに保存されている数が多いのですね。ご紹介の機関車後部前照灯のシールドビームは仕方ないにしても、前部の前照灯、何か違和感を感じます。さて明日からようやく国会が開かれるとのこと、野党はバッチリ菅政権を追及して欲しいです。

細井忠邦さま、おはようございます。

103系は系列全体で3447両製造されていますが、一形式で1115両も製造されたのはD51が唯一かと思われます。戦時のための量産と言うこともあったと思いますが、それが今日に至る大量保存にも繋がっているのでしょうね。この保存機の前部前照灯に違和感を感じられる形が多いようです。
さて今日から臨時国会が開かれます、通常国会閉幕後4ヶ月以上も国会が開かれないなんて確かに国会軽視としか思えない事態ですね。
まずは学術会議の6名任命拒否問題、政府側にきちんと説明して貰いましょう。

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