2018年晩夏 長野県内の保存蒸機を見て歩く旅 26 篠ノ井駅あれこれ
今回は篠ノ井駅の紹介です。
現在この駅は建前上はJR東日本の信越本線と篠ノ井線の起点駅、さらにしなの鉄道線の軽井沢起点65.1kmキロ程の駅となっています。これは1997年10月1日の北陸新幹線長野部分開業による並行在来線分離によって軽井沢~篠ノ井間がしなの鉄道に移管されたためです。3線ともに当駅が起終点駅となっているものの、列車は信越~篠ノ井、信越~しなの鉄道と一体的に運用されているため当駅始終着の列車はごく僅かです。
2018/8/31 駅東口
1888年8月15日、国有鉄道信越線の駅として開業しましたが、工事の関係で営業を開始したのは1ヶ月後の9月15日からでした。中央線として西条駅まで開通したのは前の記事に記述したように1900年11月1日のことでした。
誰の書のなのかは不明ですが、達筆の表札が駅舎入り口にはかけられています。
1979年6月2日には165系8両編成の修学旅行線用電車と入れ換え作業中の貨車7両が衝突し、中学生と引率教師364人が負傷する事故(篠ノ井駅列車衝突脱線事故が起こっています。駅構内で入れ換え中だった貨車を機関車から突放する際に操車掛の待機を確認せずに突放が行われ貨車7両は構内を800m逸走、分岐器を割り出して篠ノ井線本線に進入、ちょうど進入中だった修学旅行電車に衝突した事故でした。この事故でクハ165-190が廃車となりました。
1986年2月14日には篠ノ井線から信越線に向かうため12系客車から切り離された機回し中の電機が逆走し、停車中の団体列車に衝突し、乗客39名が重軽傷を負う事故も発生しています。
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