2018年晩夏 長野県内の保存蒸機を見て歩く旅 33 豊野駅あれこれ
豊野駅、現在は北しなの鉄道線と飯山線の分岐駅となっていますが、2015年3月14日の北陸新幹線金沢延伸開業まではJR東日本の駅でした。 2018/9/1 豊野駅駅名標 様式は北しなの鉄道のもの 管轄は北しなの鉄道でJR東日本との共同使用駅となっています。
長野駅と同じ1888年5月1日、信越線関山~長野間の延伸により開業しました。飯山線は1921年10月20日に地元の有志により発起された飯山鉄道(1917年5月5日鉄道免許状が下付)により、豊野~飯山間が開業しました。飯山鉄道は1944年6月1日に国有化され、さらに1927年11月15日に越後川口から十日町まで敷設開業されていた十日町線を編入し、飯山線となりました。尚、飯山線の列車は当駅始発終着ではなく全て長野駅まで乗り入れています。 1933年からの木造駅舎が2007年に改築工事が始められ、2008年2月27日現在の橋上駅舎が完成しました。
渋川で上越線から分岐して大前まで来ている吾妻線が嬬恋村を経由して、豊野まで延伸される計画もあったそうですが、実現には至らなかったそうです。
駅は単式ホーム1面1線、島式ホーム1面2線からなります。国鉄時代には貨物車輛等の留置線が5線と貨物ホーム単式1面1線が存在しましたが、貨物取り扱いの廃止後、鉄橋されました。
飯山線は非電化であり、現在は1997年10月1日の改正で投入された長野総合車両センターに配置されるキハ110系が活躍中です。
因みにこの212は1995年に秋田新幹線開業に向けた田沢湖線の全面運休・改軌に伴い、特急「たざわ」の代替として北上線経由の特急「秋田リレー」に充当するために300番台特急仕様として登場したキハ111+112-301~303の3編成(他にキハ110形301~314)があります)が1年間運転された後、長野に転属した車両で200番台(キハ110-223 - 236、キハ111・112-210 - 212)に編入改造されたものです。
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