2018年晩夏 長野県内の保存蒸機を見て歩く旅 37 長野電鉄長野駅あれこれ
再び、2018年晩夏、信州の旅に戻ります。飯山から長野に戻った後は、長野電鉄線に乗車、沿線の保存車両を見て回りました。
まずは、地方私鉄としては珍しい地下駅となっている長野電鉄長野駅の紹介です。 2009/12/31 長野駅入り口
まずは長野電気鉄道の歴史から。
1920年5月30日、千曲川東岸の須坂、中野などの河東地域と国鉄線を接続し、産業輸送を近代化させる目的で河東鉄道が設立され、同年9月6日には1919年に小諸~小海間の後の小海線を開業した佐久鉄道が保有していた(埴科郡埴生村 - 上高井郡須坂町間)の免許譲受の認可を受け、1921年5月26日、(上高井郡須坂町-下高井郡木島村間、蒸気鉄道、下高井郡中野町 - 同郡平穏村間電気鉄道)という形で河東鉄道に免許が下付されました。1922年6月10日、同鉄道は屋代駅 - 須坂駅間を開業しました。さらに1923年3月26日、 須坂駅 - 信州中野駅間が開業しました。1925年7月12日には 信州中野駅 - 木島駅間が開業しました。
一方、県都長野との接続を目指し、1922年11月25日、長野電気鉄道が設立、1923年6月22日、長野市~須坂町間の免許が下付され、1926年6月28日、権藤駅~須坂駅間が開業しました。1926年9月30日、河東鉄道が長野電気鉄道を合併し、長野電気鉄道株式会社に社名変更 、
権藤駅~須坂駅間 長野線
屋代駅~須坂駅~信州中野駅~木島駅間が河東線となりました。
1927年4月28日、平穏線として信州中野駅~湯田中駅間が開業、同年8月27日には山の内線に名称変更されました。1928年6月8日に、長野市-更級郡八幡村間の鉄道免許が下付され、同年6月24日、長野線権藤駅~長野駅間が開業しました。
中小私鉄として戦後初の地下化となった長野線長野駅~本郷駅間は1981年3月1日、同区間の連続立体交差事業として完成しました。
2002年4月1日、河東線信州中野駅~木島駅間が廃止、同年9月18日には運行形態に合わせ、長野駅~須坂駅~湯田中駅間を長野線、屋代駅~須坂駅間を屋代線に名称変更しました。
2012年4月1日、屋代線が全線廃止となりました。 2018/9/1 地下1階の改札口
長野線長野駅は1928年6月24日開業で、地下化は1981年でした。地下1階がコンコース、ホームは地下2階にあり、櫛型ホーム2面3線構造です。 1番線 元東急8500系 長野電鉄8500系
2番線 元小田急ロマンスカー10000形 長野電鉄1000系(ゆけむり)
元営団地下鉄3000系 長野電鉄 3600系
3600系は現在も走っている3500系の3両編成版でしたが2020年9月25日を以って引退しました。
といった首都圏でおなじみだった顔ぶれに再会しました。
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