« 2018年晩夏 長野県内の保存蒸機を見て歩く旅 49 長野電鉄、懐かしの車両 2000系 その3 小布施駅に保存された りんご電車 | トップページ | 2018年晩夏 長野県内の保存蒸機を見て歩く旅 50 小布施駅あれこれ »

2020年12月 3日 (木)

2020/12/1 西武9000系Red Lucky Train 9103F 横瀬に回送される

西武池袋線関係では2019年暮れから登場した40000系のLong Seat固定バージョンの第3編成 40153Fが8月20日に、第4編成 40154Fが10月29日にそれぞれ数日かけて小手指まで甲種回送され、9月8日11月18日に営業運転が開始されました。また新宿線に貸し出されていた40152Fも11月14日からは池袋線に戻って活躍しているとのことです。そういった新しい車両の登場でこれまでの職場を追われつつあるのが、廃車や4連改造の進む9000系で、池袋線で10連で活躍していた9103F Red Lucky Train12月1日に横瀬基地に回送されました。

9000-9103-130101 2013/1/1 所沢

9000-9003-120428 2012/4/28 練馬高野台

同編成は1995年1月24日に両端クハ9100,9000、モハ9200 (M1)、9900(M2)が製造され,狭山線で4連で運行されたのち、1995年6月15日、モハ9300(M2)、サハ9400(T1)、モハ9500(M1)、モハ9600(M2)、サハ9700(T2)が竣工し、10連化され本線運用に入りました。尚,9103Fは2次車に分類され、スカートの開口部が小さくなりました。M1は主制御装置、パンタグラフをM2には補助電源装置としてSIV、空気圧縮機CP、T1、T2にはバッテリーが搭載されています。9000系の電装品(主制御装置、主電動機)、台車は旧101系からの再利用で、電動カム軸方式の抵抗制御でした。ブレーキ装置も流用品から抑速機能を除いた発電ブレーキ併用電磁直通ブレーキ(HSC-D)で、新たに滑走防止装置が付与されていました。

省エネルギーの観点から、2007年10月3日に制御装置がVVVFインバーター方式に更新されました。

9000-9003-140720-6
2014/7/20 所沢

9000-9003-161016
2016/10/16 秋津

9000-9103-200424 2020/4/24 所沢~西所沢間

1057-160211 2016/2/11 八ツ山橋 コラボのきっかけとなった京急1000形2代 1057F

9103Fは9000系8本の中では最初に特別塗装化された編成で、そのきっかけは京浜急行電鉄が新1000形1057Fを登場させた際に「KEIKYU YELLOW HAPPY TRAIN」と黄色を基調にした編成にしたところ、多くの乗客から「西武鉄道の車両に似ている」との反響があったため、京急が西武にコラボの企画を持ち掛けたところ、西武がそれに応答して9103Fを京急風の塗装の「RED LUCKY TRAIN」にしたということです。2014年7月19日の臨時列車から運行が開始されました。

2020年11月30日を以って10連での本線運用は終了となりましたが、横瀬で4連化され、いずれは多摩湖線系統にやってくる日が楽しみです。9101FのピンクのKPP編成が廃車、解体されたのは残念でしたが、9108Fに続き、色物の4連化は多摩湖線に花を添えます。

にほんブログ村 鉄道ブログへ
にほんブログ村 
鉄道コム

最後まで読んで戴きありがとうございます。
上のリンクをクリックされると面白い鉄道記事満載のブログ村。もしくは鉄道コムに飛ぶことができます。

« 2018年晩夏 長野県内の保存蒸機を見て歩く旅 49 長野電鉄、懐かしの車両 2000系 その3 小布施駅に保存された りんご電車 | トップページ | 2018年晩夏 長野県内の保存蒸機を見て歩く旅 50 小布施駅あれこれ »

民鉄:西武鉄道グループ」カテゴリの記事

コメント

B761‐281様、おはようございます

やはり9103F、多摩湖線ワンマン改造への道筋でしたね

予想はしていましたが

残る9000系 さよなら運転は、このご時世では難しいでしょうね

9000系といえば 相鉄の9000系が廃車 陸送には驚きました!!

東武鉄道9000系、まだまだ頑張ってもらいたいです

準急豊島園さま、おはようございます。

回送後、横瀬では既に4連化の作業が進行しているとのことで、あとは玉川上水基地にいつ回送されるか、ワンマン運転対応設備の設置等にかかる時間はどれくらいかということですね。9105Fのケースでは10日程度で武蔵ヶ丘に4連が戻っていますね。
9000系という系列名は試作というイメージがありますが、番号増大で結構あちこちに登場していますね。

B767−281様 こんにちは。今頃で申し訳ありません。西武池袋線にはたまに乗る程度なのですが、この京急もどきには良く出会いました。新天地でもこのままの塗装での活躍期待しています。小改造とはいえ十日ほどで戻って来るとは西武の技術力はすごいですね。さすが元は自社製造がお得意だっただけありますね。先日用事があって立ち寄ったところ、所沢工場跡地周辺は開発が進んでタワーマンションが建ったりしてすごいことになっておりました。

細井忠邦さま、おはようございます。

9000系という車両は西武所沢車輛工場最後の製造作品でしたね。それらの一部が製造当初の姿に戻って、多摩湖線で活躍するというのも如何にも西武鉄道らしいですね。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 2018年晩夏 長野県内の保存蒸機を見て歩く旅 49 長野電鉄、懐かしの車両 2000系 その3 小布施駅に保存された りんご電車 | トップページ | 2018年晩夏 長野県内の保存蒸機を見て歩く旅 50 小布施駅あれこれ »

カテゴリー

2025年2月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28  
フォト
無料ブログはココログ

日本ブログ村

  • 日本ブログ村