2018年晩夏 長野県内の保存蒸機を見て歩く旅 50 小布施駅あれこれ
長野電鉄、長野線小布施駅といえば先日の記事で紹介した「ながでん電車の広場」の他、下の写真のように栗と北斎と花の町として北信濃地域有数の観光地として、長野県内では最も面積の狭い自治体ながらその名は日本中から世界に広まっている小布施町のメインステーションでもあります。
2018/9/1 駅名標
両親が健在の頃、ここにもクルマで来たことが何度かあり、その度に「栗かのこ」、「栗おこわ」といった名物を購入して帰った思い出があります。
鉄道で来て、下車したのは今回が初めてでした。
ホームは島式ホーム1面2線と単式ホーム1面1線で、上の写真の左手が下り信州中野・湯田中方面の1番線、2番線が上り須坂・長野方面、3番線は予備ホームで通常は通路として使用されています。写真を撮っている場所が2つのホームを連絡する構内踏切です。
1923年3月26日に開業し、1972年3月1日、貨物営業廃止、1983年8月14日、手小荷物営業が廃止、1985年駅舎改築、1990年、ながでん電車の広場が開設されました。
ホーム上には1926年に運転を開始した樽川第二発電所(現・中部電力藤平第二発電所)で使用されていた発電用水車(ペルトン水車)と水圧鉄管が保存・展示されています。
ホームから北北東の方角に見える北信五岳の説明も用意されています。飯山市は斑尾山の右手、斑尾山の左手に野尻湖といった位置関係になります。
1985年に建替えられた駅舎でレンタサイクルなども用意されています。
江戸時代後期の浮世絵師葛飾北斎は宝暦10年9月23日?(1760年10月31日?)武蔵野国葛飾郡本所割下水(現・墨田区の一角)で生を受け、1778年 浮世絵師・勝川春章の門下となりました。狩野派や唐絵、西洋画などあらゆる画法を学び、名所絵(浮世絵風景画)、役者絵を多く手がけ、黄表紙の挿絵なども描きました。小布施との関係は1842年 秋、初めて、信濃国高井郡小布施の高井鴻山邸を訪ねたことからであり、この時、鴻山は、自宅に碧漪軒を建てて、北斎を厚遇しました。その後も小布施が気に入り、旅し、1848年まで滞在しました。嘉永2年4月18日(1849年5月10日) 江戸・浅草聖天町にある遍照院(浅草寺の子院)境内の仮宅で没しました。享年90歳、楽聖ベートーヴェンより、10歳年上で今年は生誕260年ですが、ベートーヴェンが1827年に亡くなているのと比べると、当時の人間としては長寿ですね。
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