2020年3月改正から運行を開始したTX 3000系を撮影する
横須賀色の電車の話題はひとまず置いて、突然ですが久しぶりに乗車、撮影した首都圏新都市鉄道つくばエクスプレス(TX)の車両の話題を。
秋葉原とつくば58.3kmを結ぶTXは計画より5年遅れ、2005年9月1日に開業し、早くも15年の歳月が経過しました。2009年に1日の平均乗車人数が開業時の目標である27万人を突破、前年度の営業成績が開業以来初めて黒字となり、2011年は3月11日の東日本大震災で終日運転見合わせ、以降徐行運転や計画停電で運転見合わせを強いられる日が続きましたが9月12日には,平休日ともに震災前の通常ダイヤに戻りました。2019年5月31日には開業以来6両編成運転であったのを8連化することが決定し,2030年代前半に供用開始が計画されています。2018年度の1日平均輸送人員は38万6千人で2020年度はコロナの影響で減少が予測されますが、これまでは増加の一途を辿ってきました。
車両は以前の記事(1,2,3,4)でも紹介していますが、秋葉原~守谷の直流区間用のTX-1000系、守谷~つくばまでの交流区間用に対応した交直両用のTX-2000系、そして2020年3月14日のダイヤ改正で登場したTX-3000系が活躍しています。TXの車両の特徴は1067mmの狭軌鉄道であるにも拘わらず,車体幅が2930mmと最大級の車体幅を持っていることです。 2021/1/15 北千住 1103F と 1111F
2003年3月に先行試作編成1編成、2004年3月から2005年1月にかけ量産編成14編成の計15編成が製造された直流専用のTX-1000系
帯は車体側面上部にのみ
2021/1/15 北千住
2013/11/3 守谷
2161Fと2157F
2003年3月に先行試作編成1編成、2004年1月から7月にかけ、量産編成15編成、計16編成が製造されたTX-1000系と同じスタイルのTX-2000系量産車 2021/1/15 2167F
2008年度にマイナーチェンジして登場した1次増備編成(2167F~2170F)、前面にスピード感を表すVラインが追加され、可動式ホームドア柵を識別しやすいように車側中央部にも帯が追加されました。
2021/1/15 北千住 2173F
2012年に3編成増備された2次増備編成(2171~2173F)
室内灯を蛍光灯からLED照明とし、省エネルギー化を進め,座席の座り心地も改善されました。暖房容量の増加、視覚障害者への配慮として従来からのドア開閉チャイムに加えてドア開案内チャイムを付加し、駅停車中に5秒間隔でチャイムを鳴動させています。
2021/1/15 北千住 3181F
2020年3月のダイヤ改正から登場した新系列のTX-3000系で3181F~3185Fの5編成が投入されました。
前面のスタイルは丸みを帯びたスタイルとなり、帯のパターンも変わりました。ホームドア可動柵を認識しやすいようにドア部分は青色となりました。各ドアの上部には42インチハーフ液晶式車内案内表示器が設置され、車両側窓へのUVカットグリーンガラス、荷棚や座席横の仕切り、車端部のドアに透明強化ガラスが採用されました。
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