2018年晩夏 長野県内の保存蒸機を見て歩く旅 83 横須賀色の電車達 その8 御殿場線の旧形国電
横須賀色の電車シリーズ、今回は御殿場線です。
撮影年代不詳 沼津駅に停車した列車(113系?)から御殿場線のクモハ73以下4連を撮影
先頭車はクモハ73形44両に施工された近代化改造車 このタイプの顔で方向幕の無いタイプから、73114,73150,73359、73900,73902以外の偶数車ということまでは分かりましたが・・・
御殿場線は1889年2月1日、東京~大阪を結ぶ鉄道の一部として開通、1896年4月1日に東海道線、1909年10月12日に東海道本線と命名され、複線化もされました。しかし、1934年12月1日に丹那トンネルが開通したことで東海道本線は熱海経由となり、国府津~沼津間は支線の御殿場線となりました。第二次世界大戦中の1944年には不要不急路線に指定されレールなどの資材が回収、単線化もされました。
1975.3.31の沼津機関区(静ヌマ)配置データ 御殿場線関係
クモハ73 024 028 030 033 035 037 043 068 088 106 114 150 170 359 900 902
モハ72 121 142 145 148 211 941
クハ79 301309 389 425 937 939
サハ78 015 023 030 106 400 401 450 452 453 454 455 456 457
1979/4/1 編成表 沼津機関区 御殿場線関係
サハ78023は元サロハ66015で横須賀線用に1930年に田中車両で製造されたサロ45002で1935年に半室サハに格下げされ、便所が取り付けられました。サハ78に再改造された際に座席配置変更、4扉化、便所が撤去されました。
78030は元サロ45009で同じく1930年に田中車両製で、1944年にサハ78030に改造、座席配置変更、4扉化されました。サハ78023、030、106,113は便所なしでした。
1968年4月27日、国府津~沼津間が電化され、投入されたのは首都圏常磐線などで活躍していた72系旧形国電、そしてクモハ60形などでした。これらの車両もまずクモハ60形が低屋根化改造を受け、身延線に転出し、残った72系も1979年10月に115系に置き換えられました。同月16日から18日にかけてさよなら運転が実施されました。 1977/9/23 沼津機関区 こちらはその特徴的なスタイルからクモハ73900
御殿場線に73形が活躍していた頃の写真はこちらのサイトでも見ることが出来ます。
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コメント
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B 767-281様こんばんは。トップの73形、気になりいくつか調べてみました。その結果73068ではないかと思います。偶数更新車で栓おさめが付いていて、まどはアールのないタイプ、そんなことで比定してみました。間違えでしたら申し訳ありません。さて森発言や菅長男の問題など今の与党の醜聞は止めどなくでますね。一覧にしたらかなり原稿用紙がうまりそうです。
投稿: 細井忠邦 | 2021年2月 5日 (金) 17時46分
細井忠邦さま、おはようございます。
クモハ73の近代化改造も一両ずつ異なる特徴があったようですが、それを早速,特定して頂き、ありがとうございます。
森喜朗の失言癖、暴言癖は議員時代から変わりませんが,ああいった人間がトップに座っている組織委員会自身が問題ですね。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2021年2月 8日 (月) 05時06分