2021年春、再び信州へ しなの鉄道と小海線の旅 8 小海線に導入されたハイブリッド気動車キハE200形
2021年春の信州の旅、戸倉駅から、小諸駅まで引き返し、小海線列車に乗車しました。小諸駅から乗車した列車は12:04発 230DでキハE200形2両編成でした。
2021/4/3 小諸 キハE200-1(小淵沢方)と―2(小諸方)の2両編成
小諸~小淵沢間の小海線、今年3月改正の土曜日のダイヤで全線を走る列車は
上り小諸発では
6:45発 224D 12:04発 230D 13:37発 232D 14:58発 234D 16:31発 236D 18:10発 238D 19:20発 240Dの7本
下り小淵沢発は
6:12発 221D 7:50発 223D 10:07発 225D 13:36発 227D 15:00発 231D 16:26発 233D 20:03発 237Dの8本です。
このうち
中込発6:52 小諸7:20着の125D
小諸7:48発 小海着8:48の124D
中込10:48発 小諸着11:17着の135D
小諸12:04発 小淵沢着14:23の230D
小淵沢15:00発 小諸17:25着の231D
小諸18:32発 中込19:01着の142D はハイブリッド車両で運転と時刻表に表示されています。
車内の様子 キハ110系同様、通路を挟んで1,2のシート構成です。
キハE200形は2003年に試作されたキヤE991形「NEトレイン」の試験結果を受け、2007年に世界初の営業用ハイブリッド式鉄道車両として東急車輛製造で製造(ハイブリッドシステムは日立製作所)、量産先行車として3両が投入された形式で中込の小海線営業所に配置、同年7月31日から営業運転が開始されました。
主要諸元
編成 両運転台付単行車
最高運転速度 100 km/h
起動加速度 2.3 km/h/s(起動時)
減速度(常用) 3.5 km/h/s
減速度(非常) 3.5 km/h/s
車両定員 46(座席)+71(立席)=117名
全長 20,000 mm
車体長 19,500 mm
車体幅 2,920 mm
車体高 3,620 mm
床面高さ 1,130 mm
車体 ステンレス
台車 軸梁式ボルスタレス台車
DT75(動力)/TR260(付随)
動力伝達方式 ハイブリッド方式 (蓄電池併用電気式)
機関 直噴式直列6気筒ディーゼルエンジン
機関出力 331 kW (450 PS)
主電動機 かご形三相誘導電動機 MT78
主電動機出力 95 kW × 2
制動装置 電気指令式ブレーキ
回生ブレーキ・排気ブレーキ併用
保安装置 ATS-Ps
リチウムイオン蓄電池とディーゼルエンジンを組み合わせ、起動・発車時は蓄電池の電力でモータを回転、加速時にディーゼルエンジンで発電機を回し、減速時はモータで発電、運動エネルギーを電力に変換し、蓄電池に充電といったサイクルになっています。エンジン動力は直接駆動力には使用しないで発電機を回すためのみに使用される「シリーズハイブリッド方式」が採られています。
車体はキハE130系気動車同様の幅広車体で側面からの衝突に対しての安全向上策が図られています。
中込の一つ手前 滑津まで乗車しました。
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