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2021年5月27日 (木)

2021年春、再び信州へ しなの鉄道と小海線の旅 14 成知公園に保存されている佐久鉄道ガソリンカー キホハニ56

昨日に続き、旧中込学校に隣接する成知公園に保存されている佐久鉄道で活躍したガソリンカー キホハニ56です。

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Dsc02924_20210526205801 2021/4/3 C56101号機と並んで展示されているキホハニ56

Dsc02949 ハの三等席部分

Dsc02950 ニの荷物室部分

Dsc02958 エンジンは1951年にディーゼル化されました。

Dsc02959 エンジンと台車を結ぶプロペラシャフトはありません。

Dsc02947 運転席の様子も見ごとに復元されています。

Dsc02943


Dsc02940

以前にも記述しましたが、佐久鉄道は1915年8月8日に小諸~中込間が開業、同年12月28日には羽黒下まで延伸、1919年3月11日には小海まで延伸しました。長らく、蒸機牽引でしたが、1930年11月12日、ガソリン動力併用認可を受け、同年12月20日から、日本車輛製造本店で製造されたガソリンカーが投入され始めました。案内板にあるように1930年製がキオハニ50形(51~56)、1931年製がキホハニ57形(57/58)でした。
当初は電化の計画もあったそうですが、ガソリンカーによる経費節減効果が大きかったため、電化の計画は破棄されたそうです。

キホハニ56は8両製造、投入されたガソリンカーのうちの1両で、キ(気動車)、ホ(コ、ホ、ナ、オ、マ、ス、カと表記される車体重量で22.5t以上、27.5t未満を意味し)、当時の三等車のハ、荷物車のニを意味しています。いわゆる合造車ですね。

佐久鉄道が国有化された後はキハニ40605となり、改番を経て、キハニ40706に、1942年に廃車・除籍され、1943年三岐鉄道に譲渡され、キハニ6からキハ6となり、1954年には別府鉄道に譲渡され、キハ3となり、1984年の廃線まで在籍しました。その後、1984年に当地に戻り、復元されたとのことです。

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