2021年春、外房線~内房線を巡る旅 その11 大原駅 いすみ鉄道編
いすみ鉄道の大原駅はJR大原駅に併設されていますが、改札は別となっています。
2021/4/7 駅名標
JR東日本の大原駅といすみ鉄道の大原駅を結ぶ通路
いすみ鉄道の列車時刻表 大半の列車が大原駅ではJR東日本の列車と接続し、上総中野駅では小湊鉄道の列車と接続するように設定されています。大多喜~上総中野、大原~大多喜といった区間列車の設定されていますが列車番号はすべて発車の順番に沿って1D~31D、2D~30Dとなっています。
券売機 IC乗車券には対応しておらず、券売機で切符を購入する必要があります。
2231Mが大原駅に到着したのが8:20、次の2233Mが大原駅を出発する9:41までの81分間の間に大原発8:25発の7D、8:46着の8D、9:18発の9Dと3本の列車を見ることが出来ましたが、それぞれの車両については後日、別の記事で触れることとし、今回は駅について触れます。
駅舎 自販機も車両のカラーに塗られています。
昨日の記事で登場したように大原駅から大多喜間は千葉県営人車軌道で結ばれており、その後、夷隅軌道となりました。これらは赤字経営で地元では国営鉄道の陳情がなされていました。1925年に木原線の着工が認可されますが、計画では久留里線と結んで大原~木更津間の房総半島横断路線となる予定でした。木原という名前は木更津と大原から1字ずつ取ったものでした。1930年に開業に漕ぎつけ当時の列車は蒸機C10形やC12形が客車を数両牽引する形態でした。沿線人口は少なく、輸送量も多くないため、合理化のため1934年にはガソリンカーキハ40000形が投入され、さらに戦時中にはガソリン不足に対応するため、周辺で産出される天然ガスを動力源としたそうです。1944年にガソリンカーでの運行は終了し、再びC12形が牽引する客車列車に戻り、1948年には天然ガス車も復活しましたが、短期間で終了しました。1954年には経営合理化のためと小型車両による旅客サービスの向上のためレールバスキハ10000形が投入されました。ただ、乗客数が少ないのと軽量車体が災いし、踏切感知が作動しないトラブルが頻発したため、7年間の活躍で終了となりました。
JR駅側から
列車2本分のホームがあります。
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