2021年春、外房線~内房線を巡る旅 その12 いすみ鉄道車両編 その1 いすみ351
1988年3月24日、JR東日本木原線を引き継ぎ、いすみ鉄道いすみ線が誕生しました。
第三セクター化にあたり最初に導入されたのは「いすみ100型」でした。これは富士重工業が製造したLE-CarIIシリーズの一形式で、後のリ前降り方式ワンマン化―でした。座席はセミクロスシートでしたが、後にロングシートに改造され形式も「いすみ200型」となり、さらに床を張り替え「いすみ200'型」となりました。7両が導入され、大原~大多喜間をDE10 1666号機に牽引され甲種回送されたときの様子(1988年1月18日)雑誌国鉄時代66,56~57ページに紹介されています。老朽化のため、2018年8月に最後まで残った206が廃車となりこの型式は消滅しました。
2021/4/7 いすみ351
大原駅発8:25の7D投入されていたのはいすみ351でした。
いすみ350型は明日の記事で登場するいすみ300型と同じ新潟トランシスが製造したローカル線向け軽快気動車シリーズNDCで18m級の車体に355馬力のコマツ製横形直噴式エンジンを搭載しています。
主要諸元
最高運転速度 95 km/h
車両定員 125名(座席44名)
自重 30.7t
全長 18500 mm
車体長 18000 mm
全幅 3200 mm
車体幅 2800 mm
全高 3925 mm
車体高 3650 mm
車体 鋼製
台車 動台車:NF01MD形(2軸駆動台車)
従台車:NF01MT形
機関 コマツディーゼル製横形直噴式ディーゼル機関SA6D125HE-1形
機関出力 355PS/2100rpm
変速機 日立ニコトランスミッション製TACN22-1629形
変速段 変速1段・直結2段自動切替
搭載数 1基 / 両
制動装置 常用:電気指令式空気ブレーキ
保安:直通予備ブレーキ
抑速:機関・排気ブレーキ
保安装置 ATS-SN形・デッドマン装置・列車無線装置・ワンマン運転対応・運転状況記録装置
外観は当時の鳥塚社長の提案により、キハ52形風のスタイルとなりました。車内はロングシート・トイレ無しで351が2013年2月1日から、352は2014年2月17日から運行開始されました。
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