秩父鉄道の車両たち その6 電機 デキ500形
秩父鉄道の車両シリーズ、電車では過去の記事や今回のシリーズで紹介できなかったものとして
300系 正面2枚窓の秩父鉄道オリジナルの急行用車両 1959年に登場、1997年に廃車
500系 300系の通勤型バージョン 1962年に登場、1992年に廃車
800系 元小田急1800形
2000系 元東急7000系
3000系 元JR東日本165系 などが活躍しました。
2018/12/3 桜沢~寄居 EL3重連 先頭からデキ506+デキ105+デキ201 EL秩父夜祭号
今回の記事からは電気機関車について紹介をします。
最初はデキ500形です。石灰石輸送を行っている秩父鉄道では最新の日立製作所製の電機で、1973年から1980年にかけ7両が製造されました。
主要諸元
軸配置 B-B
軌間 1,067 mm
電気方式 直流1,500V(架空電車線方式)
全長 12,600 mm
全幅 2,727.8 mm
全高 4,055 mm
機関車重量 50.00 t
台車 鋼板溶接枠軸バネ式台車
動力伝達方式 1段歯車減速、吊り掛け式
主電動機 日立製作所HS-277Dr×4基
主電動機出力 230 kW
歯車比 18:73=1:4.05
制御装置 電磁空気単位スイッチ式
制動装置 EL14A空気ブレーキ 手ブレーキ
定格速度 34.9 km/h
定格出力 920 kW
定格引張力 9,440 kg
501、502 1973年製造 デキ300形の増備機でCPがAK4からC-1000に変更され、塗装がそれまでの茶色から、松尾鉱山鉄道譲りの青色に白帯となりました。前照灯はシールドビームになりました。
503、504 1979年10月の三ケ尻線開通に先立ち3月に入線したもので、正面窓が大きくなり、庇が装備されました。
505 1980年3月に増備され、ライトケースと避雷器が変わりました。
506、507 1980年9月に増備 尾灯が車体に埋め込みとなりました。507は太平洋セメントの私有機です。
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