秩父鉄道の車両たち その4 5000系
秩父鉄道の車両シリーズ、6000系の次は、東京都交通局6000形を譲受した5000系です。
1968年から1976年にかけ、都営地下鉄三田線用に、日本車輛製造、川崎車輛、日立製作所、アルナ工機で168両製造され、1968年12月27日に運用開始、1999年に引退した車両です。外版はステンレス鋼、骨組は普通鋼という、いわゆるセミステンレス車両、超多段制御方式の抵抗制御、直流直巻の出力100kW主電動機で、WN並行カルダン駆動方式と営団の5000系とも共通性の高い車両です。都営地下鉄6号線の志村~巣鴨間開業とともに運用が開始され、当初は4両編成でした。1969年には鉄道友の会ローレル賞を授与されています。
秩父鉄道に譲渡された車両は1972年、アルナ工機製の車両です。
5001号編成:第19編成2次車 日比谷延伸開業用
5002号編成:第24編成3次車 三田延伸開業用
5003号編成:第25編成3次車 三田延伸開業用
5004号編成:第26編成3次車 三田延伸開業用
3両編成化のため、M2cの制御車化改造、無線装置の交換、ATS装置の交換、ブレーキシューをレジン製から鋳鉄製に交換、
ワンマン運転対応化、ドアチャイムの設置、扉の半自動化・2ドア/4ドア切り替え機能設置、中間車(デハ5100形)パンタグラフを新設、側面に社紋を設置等の改造が施されました。 2010/4/25 大麻生~ひろせ野鳥の森 5001編成
2010/4/25 三峰口 5001編成
2018/12/3 桜沢~寄居 5003編成
2021/5/15 お花畑 5003編成
2010/4/25 熊谷 5004編成
2010/5/15 熊谷 5004編成
5004号編成は2011年11月1日に樋口 - 野上駅間の踏切でダンプカーと衝突する事故に遭遇し、運転士と乗客4名が負傷しました。5004は大破し、編成の3両全て運用を離脱しました。
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コメント
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B767−281様 お早うございます。旧都営6000形、記憶ではセミステンレス製だったと思いましたので、調べてみたら当たりでした。そうであっても外板にスレンレスを使っていることでかなりの耐久性があり長持ち。譲渡を受けるには最適なのでしょう。しかし最近の軽量ステンレス車とは違って重さはかなりありそうですね。また旧国鉄101系継承の1000系の場合、中間車は非冷房のままでしたが、電力関係は大丈夫なのかちょっと不思議です。1000系譲渡の際なぜ冷房改造車を入れないのか不思議に思っていたのもあります。さて、コロナ感染はいよいよ酷くなりました。それなのにオリンピック中止はない、などと世迷言を言っている菅には呆れます。そういえば小池都知事も姿を現しませんね。またフリップを持って何かパフォーマンスをするかと思いましたが。都の方もこの後に及んで病床の増を要求なんて後手後手もいいところです。本当に国民、都民を守る気のない政治に鉄槌を下したいです。
投稿: 細井忠邦 | 2021年7月28日 (水) 11時03分
細井忠邦さま、おはようございます。
都営地下鉄というのはこれまでの人生において乗る機会が殆どない路線で、三田線の6000形は全く写真がありませんでした。秩父鉄道や熊本電鉄に譲渡されてから記録した車両でもありました。
東京のコロナ感染も日本全国の新規陽性者もいよいよ感染爆発の状況になって来ました。これまでの第〇波では緊急事態宣言などで一応、ピーク越えがありましたが、果たして今回はそれがあるのかもわかりません。
国民に自粛を呼びかけながら、五輪開催を強行、さらに五輪関係者には特例を設ける、そして範を示すべき政治家や役人が酒宴を開き、感染クラスターを起こしている、これでは誰も政府や知事の言うこと守れるかですね。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2021年7月29日 (木) 04時21分