秩父鉄道の車両たち その5 100形 デハ107とクハニ29(二代)
秩父鉄道の車両シリーズ、現在活躍中の電車は7500(7800)系、7000系、6000系、5000系の5系列で、2014年3月をもって全廃された1000系に関しては、2014年5月22日、6月1日、6月11日の記事で触れました。 2010/4/25 三峰口鉄道車両公園 クハニ29+デハ107 保存車輛
続いては、2019年の三峰口駅構内の鉄道車両公園リニューアルで残念ながら解体されてしまった100形の2形式デハ100形、クハニ20形について触れます。これらは木造車の鋼体化改造車両として1950年から1954年にかけ日本車輛東京支店で製造されもので、デハ100形101-113、クハ60形61-67、クハニ20形21-30、クハユ30形クハユ31の31両が在籍しました。
それまでの秩父鉄道の電車は電化当初の1922年から1925年にかけ製造されたデハ10形等の国鉄払い下げ電車で、老朽化が著しく、体質改善と輸送力増強のために100形が導入されました。
主要諸元
車両定員
・デハ100形 - 126(座席56)
・クハ60形 - 116(座席46)
・クハニ20形 - 100(座席46)
車両重量
・デハ100形 - 35.2t
・クハ60形 - 29.2t
・クハニ20形 - 31.2t
全長 17,630 mm
全幅 2,840 mm
全高
・デハ100形 - 4,100mm
・クハ60形、クハニ20形 - 4,066 mm
駆動方式 釣掛駆動方式
歯車比 57:26
編成出力 95kW×4基
(電動機形式:MB-146-CF)
制御装置 手動進段式抵抗制御
制動装置 自動空気ブレーキ
唯一の郵便合造制御客車だったクハユ31は郵便輸送の廃止により、1973年にクハニ20形に編入されクハニ29 (2代)となりました。長年にわたり主力車両として活躍しましたが800系および1000系の入線により、1980年から1988年にかけて廃車になり、1988年にはさよなら運転が行われ、最後の花道を飾りました。
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