秩父鉄道の駅 その1 羽生駅
秩父鉄道シリーズ、今回からは駅について触れて行こうと思います。
2016/4/9 駅名標
最初は東武伊勢崎線との接続駅でもある羽生駅です。当駅は1903年4月23日、東武鉄道が加須駅から川俣駅(当時の駅は利根川の埼玉県側右岸にありました)に延伸した際に開業しました。東武鉄道(現在の伊勢崎線)は1899年8月27日に北千住駅~久喜駅間を開業、1902年4月1日に吾妻橋駅(現・とうきょうスカイツリー駅) - 北千住駅間を開業、同年9月6日、久喜駅 - 加須駅間を開業していました。
現在の秩父鉄道の羽生駅~熊谷駅間を建設したのは羽生町と周辺町村の有志により計画された北武鉄道で同区間の免許取得後、東武鉄道社長の根津嘉一郎が筆頭株主となり、路線建設に乗り出しましたが、沿線住民からの反対や経費が嵩んだことで免許が失効してしまいます。1919年8月に軽便蒸気鉄道から電気鉄道にかえ、再交付を受け、秩父鉄道にも資本参加して貰い、1921年4月21日、羽生駅~行田駅間の開業で羽生駅に乗り入れました。1922年4月には秩父鉄道との合併に調印、同年8月1日、行田駅~熊谷駅間の営業運転が開始され、同年9月18日には正式に合併が決まりました。
2010/4/25 秩父鉄道改札口
2004年10月22日に橋上駅舎の供用が開始され、東武鉄道と秩父鉄道の改札が分離されました。両社の線路は南羽生駅方で繋がっており、東武鉄道では本線と東上線の列車編成の移動などを秩父鉄道本線、寄居駅を介して行っています。
2010/4/25 左手が秩父鉄道本線、熊谷方面、右手が東武伊勢崎線、伊勢崎方面
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