小名木川に沿って歩く その7 横十間川と小名木川クローバー橋
小名木川に沿って歩くシリーズ、越中島支線の橋梁を潜り、さらに西進すると横十間川と交差する地点にX字に架かる小名木川クローバー橋が見えてきます。
2021/8/31 小名木川に沿って旧中川方向から隅田川方向を見る 交差しているのが横十間川 左が南、右が北、クローバー橋は交差点の上に4つの角を結ぶように架けられています。
この橋は東京の観光名所にもなっており、小名木川の歴史を紹介するプレートも用意されています。
小名木川、旧中川方向
小名木川、隅田川方向 先に扇橋閘門が見えます。
横十間川は1659年に徳山重政・山崎重政両名によって開削され、都道453号線、通称、浅草通りに沿って隅田川から旧中川に通じる北十間川から分岐し、江戸城に対して横方向(地図では南北)に流れ、堅川(首都高7号小松川線の下)と交差、小名木川と交差し、仙台堀川と交差した後、西方に進路を変え、大横川に合流します。川幅が10間(18m)であることからこう命名されました。
横十間川、南方向 こちらは北砂水上公園となっており、暗渠部の出口にはマイクロ水力発電装置が設置されています。
横十間川はかつての深川区と城東区の境界であり、以前の記事でも触れましたが小名木川に架かる橋の数も深川区がほぼ200mおきに架かっているのに対し、城東区側は1kmおきと大きく違っており、南北の交通の不便さの解消と交差点における川沿いを進む通行の便利さのために架けられたのが小名木川クローバー橋で、1994年12月に供用が開始されました。歩行者、自転車専用の橋です。
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