武蔵小杉~羽沢横浜国大間 その1 武蔵小杉駅ホーム増設 相鉄線方面分離
先日までの相鉄シリーズの補遺も兼ねて、2019年11月30日に開業したJR東日本~相鉄相互乗り入れのルートに関して、武蔵小杉から、羽沢横浜国大までのルートに関する話題を紹介します。
2018/5/20 相鉄線相互乗り入れが始まる前の駅名標
新宿方面から山手線と併走する山手貨物線を南下して来た列車は大崎駅手前で大崎支線に入り、大崎駅に停車、大崎駅出発後は蛇窪信号場で品川方面からの品鶴線と合流します。
山手貨物線は日露戦争以降の山手線の貨物輸送量の増大に対処するために複線化されたもので1918年12月20日に品川~大崎間、1919年1月28日には大崎~恵比寿間、1921年7月15日には恵比寿~渋谷間、1922年7月25日には渋谷~原宿間、1924年12月5日には原宿~新大久保間、同年9月11日に新大久保~池袋間、同年12月28日には池袋~巣鴨間、1925年3月28日には巣鴨~田端間と南から徐々に複線化され、後に田端駅から中里トンネル経由で田端操車場に線路が付け替えられました。
品鶴線は東海道線の客貨分離のため、東海道貨物線として品川~新鶴見操車場~鶴見間17.7kmが1929年8月21日に複線で新設されました。このときに山手貨物線から分かれる地点に目黒川信号所、当時、日本最大の規模だった新鶴見操車場が開設されました。1934年12月1日、山手貨物線と東海道貨物線を短絡するために通称大崎支線約2kmが開通し、合流地点に蛇窪信号場が開設されました。1965年7月、目黒川信号所、蛇窪信号所は廃止となり、大崎駅構内に編入されました。
1980年10月1日、東京駅~大船駅間で東海道本線と横須賀線の運転の分離(SM分離)が行われ、横須賀線は品鶴線経由となり、新川崎駅、東戸塚駅が開業しました。西大井駅は旅客化当初は品川区議会の反対決議等で開業されず、1986年4月2日に開業となりました。武蔵小杉駅は記憶に新しいですが2010年3月13日に開業しました。
2021/11/4 12001F
2021/11/4 E233系7000 109F
2021/11/4 新たに3番線として建設中のホーム
武蔵小杉駅のこのホームには横須賀線・湘南新宿ライン・埼京相鉄直通線・特急湘南・成田エクスプレスと様々な列車が入線・停車するため混雑緩和のため、2番線の反対側にホームを1本増設し、埼京相鉄直通線の乗降客は3番線から乗降となるようです。
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