通勤電車シリーズ 103系 32 武蔵野線 part3
1996年12月に武蔵野線の103系はすべて8連化されましたが、このタイミングで1986年から10年間武蔵野線で活躍していた201系6連3本は中央線に戻りました。思えばこの時期は鉄道よりも旅客機の時期で201系の活躍にも全く気付かず、後から撮り逃がしたことを後悔したものでした。同時に青梅・五日市線との共通運用も終わりました。その後も103系の転入は続き、103系8連33本、205系8連5本という体制が続きました。
2002/12/29 新松戸 E23編成
表 2002年4月1日現在の豊田電車区 武蔵野線用103系 オレンジ色に塗ったセルは1997年4月1日時点のデータに対して変化した車両
両側クハタイプの編成はE30以降が追加となる一方でクモハタイプの編成からE30編成が消えています。
2005/5/28 舞浜 E16編成
205系に関しては後日の記事で触れますが、1991年10月から投入された武蔵野線オリジナルタイプ顔の5本体制でしばらく推移しました。その後、103系廃車計画の進行とともに2002年から中央・総武緩行線に投入された205系10連の制御方式をVVVF化し、8連化(4M4T)した2編成が投入されたのを嚆矢に置き換えが本格化しました。さらに2004年3月12日には武蔵野線担当車両は八王子支社豊田電車区(八トタ)から千葉支社京葉車両センター(千ケヨ)に移管されました。
2005/7/30 新秋津 E15編成
記憶にありますが、武蔵野線の新秋津~新小平~西国分寺間には東村山トンネル、小平トンネルといった長大トンネルがあり、101系から103系になった頃はその騒音の大きさに驚かされたものでした。205系になることで、さらにVVVF化で電動車の両数が減ることでその騒音もだいぶ下がったように思えますが。
2005年12月に京葉車両センターの103系は完全に205系に置き換えられ、JR東日本に残された103系は常磐快速線だけになりました。2006年3月に成田~我孫子間での運用が終了した後、2007年に仙石線、多賀城駅付近の連続立体交差化工事の関係で郡山総合車両センターに留置されていた103系が復活しましたが、この運用も南武線の205系1200番台の転属で、2009年10月に終了となり、完全に消滅となりました。
最後まで読んで戴きありがとうございます。
上のリンクをクリックされると面白い鉄道記事満載のブログ村。もしくは鉄道コムに飛ぶことができます。
« 通勤電車シリーズ 103系 32 武蔵野線 part2 | トップページ | 通勤電車シリーズ 205系 1 205系開発の背景と量産先行車の登場 »
「電車103系」カテゴリの記事
- 2023年晩夏の関西旅行 JR西日本編 その22 関西本線(大和路線)の221系 part6 奈良線での活躍(2024.10.31)
- 通勤電車シリーズ 205系 48 川越・八高線からの撤退(2022.04.15)
- 通勤電車シリーズ 205系 21 E231系500番台(ヤテ517~527)の山手線への投入による動き part1 ヤテ8,44,46の転出(2022.02.22)
- 通勤電車シリーズ 205系 14 埼京線恵比寿延伸と京浜東北・根岸線からの撤退(2022.02.10)
- 通勤電車シリーズ 205系 8 京葉線の全通と通称「メルヘン顔」編成の投入(2022.02.02)
「電車205系」カテゴリの記事
- E491系 East i-E を豊田駅にて撮影する part1(2022.06.07)
- JR東日本 鶴見駅 鶴見線乗り換えの中間改札口が無くなっていたとは知りませんでした(2022.05.12)
- 通勤電車シリーズ 205系 54 武蔵野線205系編成の撤退 part3 2019年度、2020年度に運用離脱した編成(2022.04.26)
- 通勤電車シリーズ 205系 53 武蔵野線205系編成の撤退 part2 2017年度、2018年度に運用離脱した編成(2022.04.22)
- 通勤電車シリーズ 205系 52 武蔵野線205系編成の撤退 part1 編成ごとの装備、内装の違い(2022.04.21)
コメント
« 通勤電車シリーズ 103系 32 武蔵野線 part2 | トップページ | 通勤電車シリーズ 205系 1 205系開発の背景と量産先行車の登場 »
B767−281様 今晩は。今頃のコメントになります。武蔵野線の103系6連と8連の混ざっていた時代には8カーズのステッカーが貼られていたのも思い出しました。クモハ先頭の編成は分割した時の対応でサハにバッテリーを搭載していたのが特徴ですね。常磐線でもそうだったような。武蔵野トンネルでの轟音今でも懐かしく思い出します。さてオミクロンは凄まじい勢いですね。低年齢層に広がっているのは実感できます。この広がり方で多くの方が免疫を獲得しオミクロンが終わりの始まりになってくれることを祈っています。それにしても専門家と称する人々や、政権、都知事は全くあてになりません。
投稿: 細井忠邦 | 2022年1月23日 (日) 20時21分
細井忠邦さま、おはようございます。
大阪環状線で6連と8連が混じっているころ、先頭車の正面窓に8と大書された札がぶら下がっていたのは憶えていますが、武蔵野線もそうだったのですね。
一本鎖RNAウイルスであるがためなのか複製機構にproof-readingの仕掛けがないためなのか、コロナウイルスは高い頻度で変異を起こし、その多くは死滅しますが、たまに増殖性の強い変異体が出現しますね。オミクロン株の場合、ワクチンの効果かもしれませんがヒトを重症化させる頻度は低いようですが、重症率の高い変異が出現する可能性もまだまだあると思います。これから先もコロナとの戦いは続くかもしれませんね。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2022年1月24日 (月) 07時18分