通勤電車シリーズ 205系 2 量産車の投入、国鉄民営化、103系の転出
4社で製造された205系量産先行編成4編成が運行を開始して約半年後の1985年9月30日、埼京線池袋~大宮間が開業しました。このための車輛転配として、山手線に205系量産車、18編成180両が山手線用に山手電車区に投入され、それまで山手線で活躍していた103系18編成180両と赤羽線用の5編成50両が川越電車区に転属となりました。量産車の製造では量産先行車の製造に関わった4社以外に近畿車輛が新たに加わりました。
1979/7/7 十条 池袋~赤羽間で運行されていた時代
表1 1985年9月末までに山手線用に投入された205系量産編成(18編成)
撮影年代不詳 東京 157系「あまぎ」
205系2次車は性能面は量産先行車と同じで、側窓が一段下降式となりました。国鉄車両の一段下降窓の採用は157系以来となりますが、157系の場合は鋼製車体であったため雨水による腐食の発生が問題となりましたが、205系はステンレス車体のためその問題はありませんでした。ただ、窓下にバランサを設ける必要が生じ、側扉開閉装置との干渉が懸念されましたが、問題はなかったようです。
表2 埼京線開業以降、国鉄時代に山手線に投入された205系(第34編成まで)
昭和60年度第一次債務で製造された第30編成以降は台車の軸受を密封式両つば円筒ころ受けに変更したDT50D、TR235Dに変更となりました。
国鉄最後のダイヤ改正、1986年11月時点での編成表データによると山手線(山手電車区)には103系編成が21本配置されており、そのうち10両全車両が冷房車なのは4編成、サハ2両が非冷房なのが1編成、5,6号車モハユニット非冷房が9編成、サハ2両と5,6号車モハユニット非冷房が4編成、5,6号車モハユニットと偶数よりサハ非冷房が3編成といった構成でした。
撮影時期不詳 御徒町 103系10両編成のうち両端3両が冷房車の編成
一方、川越電車区には103系が24編成配置されており、11編成は5,6号車モハユニットが非冷房、5,6号車モハユニットと4号車サハが非冷房が1編成、サハ2両と5,6号車モハユニット非冷房が12編成といった構成でした。
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