通勤電車シリーズ 205系 13 横浜線にも6扉車(サハ204-100番台)投入
昨日の記事にあるように横浜線に京浜東北線から転属したTcMM'-MM'T'cに新造のサハ205-232を加えた第26編成が加わったのが1993年、翌1994年には全編成に大型の排障器が設置され205系の顔つきが変わりました。さらに12月には輸送力増強のため、6扉車サハ204が連結されることになりました。
2012/9/1 長津田 H3編成
この6扉車の製造は205系の製造が終了した後であったため、209系をベースに設計されており、山手線に投入された6扉車の続番ではなくサハ204-100番台となりました。0番台との違いは以下の点でした。
・冷房装置はAU717(50,000kcal/h)からAU722(50,000kcal/h)に変更となりました。
・電源に関しては8両でも余裕があったので補助電源装置は搭載しませんでした。電源回路は三相交流440Vとしました。
・台車はTR241Bから901系から採用された軸梁式ボルスタレス台車TR246Eに変更しました。
・押込み式通風機はステンレス製無塗装のものに変更されました。
・出入り扉の窓の室内側は引きこまれ防止のため、段差のない構造に変更されました。
・荷棚の形状が変更されました。
・車端部に車イススペースが設けられました。
・側扉上のモニターの設置は省略されました。
表 横浜線にも6扉車連結
2012/5/12 相原 H8編成
2012/5/12 相模原 H12編成
連結位置に関しては主要駅である新横浜駅や菊名駅の階段の位置から大船よりの2両目に連結されることになりました。製造は以前同様に近畿車輛が全車担当しました。0番台のときは番号順に1日当たり3両でしたが、今回は1日3両は同じですが、番号順ではありませんでした。
1994年11月28日にサハ204-103と120が近畿車輛で落成したのを最後に
モハ205 1~110、121~406、501~513、1001~100 5141両
モハ204 1~110、121~406、501~513、1001~1005 141両
クハ205 1~38、41~149、501~513、1001~1005 165両
クハ204 1~38、41~149、501~513、1001~1005 165両
サハ205 1~72、81~232 224両
サハ204 901,902 1~51、101~126 79両
以上、全1461両の製造は終了しました。
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コメント
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B767-281様、おはようございます
まだ雪は降っておりません
205系にも様々な枝分かれが存在していたのですね
横浜線用6ドア車が209系と同時進行だったとは知りませんでした
昨日の西武新宿線2519Fが横瀬回送には驚きました!
多摩川線のN2000系ワンマン改造、どうなることか??
投稿: 準急豊島園 | 2022年2月10日 (木) 03時46分
準急豊島園さま、おはようございます。
私もちょうど旅客機に重心が移動していた時代の205系の歴史を「そうだったのか」と思いつつ記事にまとめております。
2401Fと2519Fの廃車回送私もネットの記事で知りました。4連にも廃車の波が押し寄せてきた感じですね。
仰るようにまた101N系4連という古豪が残っていますので、101N系を送ってから2000N系4連が続くのが順序かと思います。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2022年2月10日 (木) 06時44分