通勤電車シリーズ 205系 25 2004年度の205系の動き part1 ヤテ9,45編成の転出
21世紀の時代にソビエト連邦時代の発想しか持たないプーチンの蛮行、暴挙、独立国ウクライナへの武力侵攻に対し、世界中から非難の声が上がっています。こういったときに本来、機能すべきなのが国際連合のはずですが、安全保障理事会におけるロシアに対する非難決議は「常任理事国ロシア」による拒否権の行使で否決されしまいました。インドと中国は棄権したとのことです。裁判において被告人が裁判員裁判の採決に加わっているようなもので、こういったときに全く機能不全な国際連合という機関、第二次世界大戦の戦勝国に特別な権限が付与されている現実に世界中が疑問を持つのも当然のことと思います。
プーチンが如何に独裁体制を強いても、現在のロシア共和国は民主国家のはずですから、ロシアの人々がプーチンを権力の座から引きずり下ろす努力をしない限り、彼は次々とかつてのソビエト連邦の構成国を狙って同じようなことを繰り返す可能性があります。既にバルト三国(エストニア、ラドビア、リトアニア)に対して脅迫がなされていると聞きます。さらにNATOに加盟していない隣国スウェーデン・フィンランドに対しても脅迫があると聞いています。西側諸国による経済制裁がロシアの人々の生活に打撃を与え、これがプーチン政権への不信、不満となりプーチンが権力の座に居られなくなる日が早く来ることを願うばかりです。武力衝突せずに如何にこういった「ならず者」指導者を引きずり下ろせるか、世界中が見守っています。
E231系500番台は2004年3月に528,529編成、2004年4月以降2005年3月までに551編成まで、さらに2005年4月に最後の552編成が製造されました。2004年6月1日付で山手電車区は大井工場と統合され、東京総合車両センターに変更され、車体表記も東ヤテから東トウに改められました。
205系は前回の記事で紹介した43編成から、9,45,54,57,12,58,59,60,13,32,33,34,14,51,52,53,16,55,56,1,2といった順序で運用離脱し、転出してゆきました。特徴的なのは量産先行編成4編成が最後に残されたことで、末期には6扉車が組み込まれてはいるものの、205系導入期のような姿が見られたことでした。
ヤテ9,45の転出
6扉車サハ204は埼京線ハエ21、ハエ22編成にそれぞれ組み込まれました。ヤテ9編成の場合、MM'-25,T-17,18は八高・川越線用ハエ83編成に改造、MM'-26は鶴見線用MM'cに改造されました。鶴見線の場合、クモハ204改造は運転台取り付けがあるため、-1100番台となりましたが、モハ205は改番されませんでした。鶴見線用のMM'Cが改造されたことで2002年3月に最初にサハ205-161から改造された-1101は活躍する相方が誕生し、2年半ぶりに現場復帰が叶いました。
改造工事、竣工年月日は
クハ205/204-3003 秋田車両センター 2004/9/6
モハ205/204-3003 秋田車両センター 2004/9/6
クモハ204-1101 鎌倉総合車両所 2004/8/10
クモハ204-1102 郡山工場 2004/8/27
モハ205/204-5027 東京総合車両センター 2004/8/5
モハ205/204-5028 東京総合車両センター 2004/8/5
2014/11/8 八王子 83編成
2007/2/3 浜川崎 T12編成
2018/4/21 府中本町 M13編成
2004/12/23 府中本町 M14編成
2020/3/27 西国分寺 M23編成
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