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2022年3月17日 (木)

通勤電車シリーズ 205系 36 南武線 ナハ4編成のモハユニット交換

東日本大震災による仙石線車両の被災以外で、205系の事故廃車として知られるのは3月9日の記事で触れた川越線の踏切事故によるモハ2両の件と、既に何回か拙Blogでも触れている中原区ナハ4編成の入庫中の作業における事故があります。

205-4-070811 2007/8/11 府中本町 事故を起こす前のナハ4編成 すべて側扉窓が大窓

これは2008年10月26日、中原電車区構内でナハ4編成の交番検査としてMGの故障調査が行われていた際に、工具による電気回路の短絡が発生、低圧系の機器類が破損、作業員が重傷を負う事故となりました。低圧回路に1500Vの電圧がかかってしまい、ナハ4編成は自力走行不能となり、モハ205/204-236を編成から抜き、2009年4月にブレーキ受量器の修理を行い、モハ205/204-235、クハ205/204-88の4両が大宮車両センターに入場しました。

2054-090621205-4-20588-0906212009/6/21 大宮 偶然、大宮駅で撮影していた入場中の クハ205-88-モハ205/204-235-クハ204-88 の4連
写真を撮影している時点ではなぜこの編成が大宮に入場しているのかは全く不明でした。

4

同時期に仙石線に転出することになったナハ48編成の4連化で抜かれるモハ205/204-21ユニットを組み込み、新ナハ4編成として2009年8月18日に大宮を出場しました。短絡事故を起こしたモハ204/204-236は2010年6月15日に長野総合車両センターへ廃車配給されました。

205-4-100911-2_20220316125201 2010/9/11 尻手 営業運転に復帰したナハ4編成 残念ながら小窓のモハユニット-21の判別はできません。

この事故の影響でJRの全車両の高圧機器には啓発シールが貼られるようになりました。

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コメント

B767-281様 こんにちは。正に三寒四温春本番前に天気がいまひとつ安定しません。さてこちらの事故良く思い出します。民営化依頼いろいろな職種が下請けにまわされ昔の国鉄一家とは全く違ってしまったようです。この事故の「作業員」と言うのはどうだったのでしょう?どうもあまりに初歩的なミスのような気がします。その昔は危険表示は遮断器くらいにしかついていませんでしたが、沢山の床下機器につきま驚きました。

細井忠邦さま、おはようございます。
厳しかったこの冬も終わりかなと思いきや、また冬のような天気に戻りつつという感じですね。
私は一体、ああした事故がどうして起こったのかよくわからないのでコメントはできませんが、補助電源回路にDC1500Vが入るというのは大変なことと思いますし、それで電動車ユニットがイカレルてしまうというのは大変なことですね。
それにしてもどうすればプーチンの愚行、蛮行を止められるのか、BSドキュメンタリーの2016年の再放送を見ましたが、そもそもプーチンが大統領になった過程からしてロシアという国のレベルの低さをまじまじと感じました。

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