通勤電車シリーズ 205系 33 武蔵野線205系編成の組換え part1
武蔵野線へ転属した205系、最初の2編成は中央・総武緩行線で活躍していた編成からモハユニットを1組除いた編成が転属し、主電動機は120kWのMT74、VVVFインバーターはSC71が採用され、MG非搭載の車両にはSIVが搭載されました。
山手線205系、52編成のうち、2005年度までに両端のクハ205/204は32編成分の64両が武蔵野線に転属しました。32編成のうち、サハ204とモハユニット1組を除いた8両からモハユニットをVVVF化した編成(言うなれば「居抜き」編成)が20本、モハユニット、サハを除かれ残ったクハと他編成のモハユニットをかき集めて作製された編成が12本となりました。VVVF化されたモハユニットは編成順に付番され、最終的に5072まで行きました。
居抜き編成に関しては武蔵野線で運用するにあたり、検査周期等の問題はありませんが、かき集め編成は、後々、重要部検査や全般検査の周期がそれぞれのオリジナル編成の周期が離れていた場合に、不揃いの問題が出てきます。そこで、VVVFモハユニットの番号順は崩れますが、編成ごとの検査周期を揃えるため、モハユニットの組換えが2005年3月と2006年5月に行われました。
今回は2005年3月の組換えについて触れます。
武蔵野線用205系 M1~M20編成の組成
M20編成までの20編成で検査周期を揃える必要があったのはM5,M17,M20の3編成でした。
M5, M17, M20 編成間でのモハユニットの組換え
2018/4/21 府中本町 M5編成
2019/3/23 新木場 M17編成
2013/5/18 南流山 M20編成
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コメント
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B767−281様 今晩は。武蔵野線205系のモハユニットの番号がある時から飛んでいるのに気づいたのですが、そう言う訳だったのですね。103系以降の電車は編成単位の管理を原則としていたようでなるほど検査周期の問題は大切だったのですね。納得です。そこで思い出すのは101系ですが、ユニットの組み合わせは難解です。有名な8M2Tから、6M4Tへの組み換えで大幅変更がありましたが、その後もいくつかの変更例がありました。廃車が始まってから最初は状態の良い車同士を残すための組み替えもありました。私の比べた限りでは側扉がステンレス化されているために残った例もありました。段々廃車が進むと容赦無く廃車にされていきました。いずれにしても現場の苦労は多かったと察することができます。(ファンとしては面白いですが)ウクライナ情勢早く平和が戻って欲しいですね。やはり軍事同盟に頼るのは良くありません。日本も考えた方が良いと思います。
投稿: 細井忠邦 | 2022年3月14日 (月) 19時17分
細井忠邦さま、おはようございます。
編成を再利用する際に、余った細切れ部分を集めて編成化する際に、メンテナンス周期のことを考えないと後で面倒なことになるという教訓ですね。
ロシアの経済制裁、確かに一般国民にとっては苦しいことかと思いますが、それがプーチン政権への問題意識に向かい、政権が一刻も早く倒れる事態につながるべきかと思います。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2022年3月15日 (火) 05時18分