ウクライナからの避難された方々、20名がポーランドから帰国した政府専用機で入国
昨年の名古屋入管におけるスリランカ人ウイシュマさんの死亡事件のように日本の入国管理政策は海外からの難民等の受け入れに対して極めて冷淡な態度をとって来ており、2020年のデータでは約4000人の入国申請に対して難民と認定した数は47人、人道的配慮を理由に在留を認めた外国人を合わせても91人と少なく、13万人を認定した英国などと比べて極めて少ない数でした。
ロシアのウクライナ侵攻で国連難民高等弁務官事務所(UNHCR:Office of the United Nations High Commissioner for Refugees)の集計ではウクライナから隣国に逃れた難民の数は3月29日の時点で約400万人となっています。
日本政府はウクライナ避難民の受け入れにはこれまでにない積極的な姿勢を示しており、林芳正外相、中谷元・首相補佐官らを岸田総理大臣の特使として1日夜からポーランドに政府専用機で派遣し、現地で避難民の受け入れ状況を視察、帰国便に20名(6歳から66歳の男女)が搭乗、4月5日昼に羽田空港に到着しました。
私も未撮影だったBoeing777の政府専用機を撮影しに羽田空港に行ってきました。今回のフライトはヨーロッパからの帰国便ではありますが、シベリア上空通過ではなく南回りのコースを採るとのことでRWY34Lへの着陸とみて、国際線ターミナル(ターミナル3)の展望デッキで撮影することにしました。
2022/4/5 羽田空港国際線ターミナル展望デッキから RWY34Lに着陸した 政府専用機 シリアル 80-1112
11:40頃にRWL34Rに80-1111(林外相搭乗の主務機)が着陸、続いてRWL34Lにウクライナ避難民を乗せた予備機(80-1112)が着陸しました。
VN,VSスポットに駐機する政府専用機2機
今回の20名の中には日本に全く身寄りの無い方が4名含まれているとのこと、さぞ心細いことかと思いますが何とか異郷の地での生活になれ、再び故郷の地を踏めることを願ってやみません。
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