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2022年5月31日 (火)

連休中の臨時列車、連休明けの集約臨に活躍するE257系5000,5500番台 part7 西国分寺駅 中線に入線

E257系波動用5000番台、9連撮影の話題、今回は5月20日金曜日の運用です。

この日は
回9580M 東大宮(操)5:57大宮6:03-04大宮(操)6:07西浦和6:14新秋津6:28西国分寺6:37-7:04府中本町7:09新鶴見(信)7:26-36鶴見7:43
回9881M 鶴見7:45横浜羽沢7:56相模貨物8:23国府津8:32
回9882M 国府津8:42平塚8:53茅ヶ崎8:58大船9:10戸塚9:16横浜9:25
9882M 横浜9:36川崎9:44-45品川9:55東京10:03上野10:08-10赤羽10:20大宮10:37
8583M 大宮10:40蓮田10:50-56久喜11:06古河11:21小山11:35小金井11:43宇都宮12:05
8843M 宇都宮12:32鹿沼12:45-47下野大沢12:59日光13:09 といった具合に横浜から営業運転だったようで、東大宮(操)の出発時刻がこれまでよりも少し遅めでした。

そこで西国分寺、中線入線を狙うことにしました。

当日は大宮駅で線路に人立ち入りの影響で、京浜東北線、宇都宮線、武蔵野線などのダイヤが乱れており、回9580Mの武蔵野線通過時刻も24分ほど遅れており、7:04頃入線してきました。

E2575000-om91-220520-2

E2575000-om91-220520-3

E2575000-om91-220520-4 2022/5/20 西国分寺 OM-91編成

そのまま本線を通過するかと思いましたが、一応、中線に入線し、一時停止してすぐに出発信号が変わり、発車となりました。この列車に関しては朝の大宮駅周辺でのトラブルの影響による遅れを取り戻せたようです。

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2022年5月30日 (月)

連休中の臨時列車、連休明けの集約臨に活躍するE257系5000,5500番台 part6 小田原方面から日光へ向かう集約臨を上野東京ラインで撮影する

連休明けの5月10日以降、E257系5000番台波動用9連は連日、小田原方面から日光へ向かう修学旅行用列車に使用されました。

5月11日からは
回9580M 東大宮(操)~鶴見 回9881M 根府川 回9882M 小田原 9882M 大宮 8583M 宇都宮 8843M 日光 8848M 宇都宮 8584M 大宮 9883M 小田原 回9883M 根府川 回9884M 品川
5月12日は品川から根府川~日光~小田原~鶴見~東大宮(操)
5月13日は東大宮(操)から根府川、早川~日光~根府川~品川
5月14日は5月12日と同様に品川から根府川~日光~根府川~鶴見~東大宮(操) といった具合に1日おきに配置基地に戻る運用を繰り返していました。

そこで2015年3月改正で開業した上野東京ラインを走る姿を記録しようと思い、御徒町で編成を狙いました。

E2575000-om92-220518
E2575000-om92-220518-2
E2575000-om92-220518-3
E2575000-om92-220518-4 2022/5/18 御徒町 4枚とも E257系5000番台 OM-92編成

このときはOM-92編成が投入されていました。

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2022年5月27日 (金)

大川端・佃島周辺を散策する part3 石川島から大川端リバーシティ21へ

西武9000系4連の9102FのLED化は5月26日木曜日、午前の時点では確認できていないので、大川端・佃島シリーズと参ります。

Dsc07104 2021/11/17 石川島と佃島 今は両方の島が埋め立てにより、一体化していますが江戸時代はそれぞれ別々の島でした

現代において「石川島」と聞くと石川島播磨工業を思い出しますが、江戸時代の初期には隅田川河口の三角州の小さな島(鎧島、三国島とか森島と呼ばれていました)で、江戸幕府幕臣で船手頭・御船奉行(幕府用船の保管・運行を任務とする)だった石川八左衛門重次(はちざえもんじゅうじ)が寛永年間(1624~44年)時の将軍徳川家光から拝領したため石川島と名が付いたそうです。この頃は、石川島と佃島は別々の島でした。

Dsc07097_20220526141401

1790年には火付盗賊改の長谷川平蔵の提案により、江戸府内の無宿、無頼、乞食などを収容する人足寄場が設けられました。石川家は屋敷地を幕府に返却し、麹町永田町に移転し、島全体が人足寄場となりました。人足寄場は軽犯罪者や無宿人に仕事を教え、出所後に自律させる更正施設のようなものでした。

1817年の伊能忠敬の江戸実測図では埋め立てが進み、石川島と佃島が一体化しています。

Dsc07077

Dsc070993代目歌川広重の東京名勝図会「つくだじま」(1869年)に描かれている石川島灯台(江戸湾から日本橋方面に入る舟に位置を知らせるため、設置された)の跡に当時の姿を模した建造物が建っています。

明治になってからは1873年に懲役場、1877年に警視庁監獄署となり、1895年に巣鴨に監獄が設置され、機能が移転となりました。一方、1853年には水戸藩が造船所を設け、石川島造船所となりましたが、こちらも1939年に深川区豊洲に移転となりました。太平洋戦争後、造船所は石川島重工業、石川島播磨重工業、IHIとなり、造船以外の部門の佃工場が残っていましたが順次縮小され、1979年に閉鎖され、跡地はウオーターフロント開発の対象となり、1986年に着工された「大川端リバーシティ21」として生まれ変わりました。

Dsc07024

2021/11/17 勝鬨橋側から見た大川端

Dsc07172
永代橋から見た大川端

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2022年5月26日 (木)

西武鉄道 2000N系8連 2059F 横瀬基地へ廃車回送

2022年5月24日火曜日 西武新宿線にて長らく活躍した2000N系8両編成 2059Fが所属基地の南入曽車両基地から横瀬車両基地へ廃車のため回送されたそうです。

同編成は1989年8月21日に西武所沢車輛工場で2059-2159-2160-2060の4両が竣工した後、1989年11月7日に竣工した中間車4両、2259-2260-2359-2360を組み込み8連化されました。登場後、12年弱が過ぎた2001年7月10日に減パン工事、2003年2月28日にはCPの交換工事も実施されました。

2000n-8-2059f-160423 2016/4/23 小平

2000n-8-2059f-160506 2016/5/6 沼袋

2000n-8-2059f-160613 2016/6/13 井荻


2000n-8-2060-1607042016/7/4 井荻


2000n-8-2060-160821-2


2018/8/21 西武新宿


2000n-8-2059-210719


2021/7/19 小平

池袋線に身を置くことはなく、終生、新宿線での活躍だったようです。


 

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2022年5月25日 (水)

連休中の臨時列車、連休明けの集約臨に活躍するE257系5000,5500番台 part5 5/10 日光からの返却列車を久喜、土呂で撮影する

2022年5月10日、小田原から営業運転で日光に向かった列車は日光からは回送となり、

回8848M 日光13:51~宇都宮14:25 回8584M 宇都宮14:29~大宮15:30 回9565M 大宮15:43~東大宮(操)15:49 といったスジで東

大宮操に戻りました。

これらの行程に関して

E2575000-om91-220510_20220524134601
E2575000-om91-220510-2_20220524134601 2022/5/10 久喜 回8584M OM-91編成

まず久喜にて撮影、

E2575000-om91-220510-2_20220524134901
E2575000-om91-220510-5 2022/5/10 土呂 回9565M OM-91編成

土呂にて東大宮操車場連絡線を走る姿を撮影しました。同線の存在は以前から知ってはいましたが、狙って撮影したのは初めてでした。

5月10日以降、E257系5000番台、9両編成(波動輸送用編成)は連日のように修学旅行用臨時列車(集約臨)として小田原付近から宇都宮・日光を往復しており、まさに八面六臂の活躍が窺えました。

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2022年5月24日 (火)

連休中の臨時列車、連休明けの集約臨に活躍するE257系5000,5500番台 part4 5/10 小田原方面から日光修学旅行集約臨を鶴見で撮影する

春の大型連休期間に中央、房総、伊豆方面の臨時列車に八面六臂の活躍をしたE257系5000,5500番台、波動輸送用編成は連休が明けると小田原、早川、根府川方面から日光への修学旅行列車として連日、運用されています。

5月10日火曜日
回9580M 東大宮(操)5:16~鶴見6:53 回9881M 鶴見6:58~根府川8:08 回9882M 根府川8:13~小田原8:19 
と武蔵野線、東海道線経由で根府川まで回送され、折り返し小田原から営業運転となり、


E2575000-om91-220510


E2575000-om91-220510-2


2022/5/10 鶴見駅跨線橋から OM-91編成 9882M 修学旅行臨時列車


9882M 小田原8:21~大宮10:37 8583M 大宮10:40~宇都宮12:05 8843M  宇都宮12:32~日光13:09
日光まで運転

使用されたのはE257系5000番台OM-91編成で どこで撮影するか思案した結果、鶴見駅でと考え、京浜東北線による被りを考慮して、跨線橋上から狙うことにしました。通過時間は9:41でした。

上野東京ラインが開通してからなのかはわかりませんが、こういった東海道本線~東北本線を直通する列車の列車番号は東京駅ではなく、大宮駅で替ることをことを知りました。

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2022年5月23日 (月)

西武鉄道 多摩湖線を走る9000系 9103Fの前照灯も(再び)LEDに

2021年3月25日、4連化されしかもそれまでのRed Lucky Trainの塗色から赤一色になって多摩湖線に登場した9103Fが前照灯をLED化されて登場したのは2021年4月5日のことでした。しかし、約1か月後の5月14日にはハロゲンライトに戻されてしまい、その代わりなのか直後から9108Fの前照灯がLED化され、2022年5月、9105F~9104F と相次いでLED化され、9103Fも再びLED化されました。

9000-4-9103-220521
9000-4-9003-220521

9000-4-9003-220521-3

2022/5/21 一橋学園

この分なら、残る9102Fも5月23日からの週にはLED化されるかもしれません。

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2022年5月20日 (金)

西武鉄道 多摩湖線を走る9000系 9104Fの前照灯もLEDに

2週続けてになりますが、「大川端・佃島周辺の散策」の話題をさておいて、西武多摩湖線9000系の話題です。

5月18日水曜日、日本列島南岸の梅雨前線状の雲が消え、久しぶりの5月らしい爽快な晴天日になりましたが、先日の9105Fに続き、9104Fの前照灯LED化が確認されました。

Dsc09202_20220519064301
Dsc09203 2022/5/18 国分寺 

Dsc09208_20220519064401 2022/5/18 一橋学園 

残る9102F,そして一度LED化され、1か月でハロゲンランプに戻された9103Fも今後、LED化されるのでしょうか?

Dsc09200_20220519065201 2022/5/18 国分寺

余談ですが、同日、多摩湖線国分寺駅の一橋学園より先端部、西側、ちょうど運転席の斜め上正面辺りに、運転席から見られるようにプラットホーム・モニター画面が設置されているのに気づきました。

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2022年5月19日 (木)

連休中の臨時列車、連休明けの集約臨に活躍するE257系5000,5500番台 part3 ホリデー快速鎌倉

ホリデー快速鎌倉と言えば、武蔵野線から、府中本町で武蔵野南線に入り、新鶴見信号場をかすめ、鶴見駅で東海道貨物線から旅客線に入り、戸塚で横須賀線に転線し、鎌倉へ向かう列車で、運転開始は1990年だったそうです。わたしも、185系時代に乗車したことがありますが、あの時は青春18切符だけで乗車出来ました。

165-s8-030507-22003/5/7 大宮 新前橋区 S8編成他 165系モントレー色

115-m40-060422 2006/4/22 府中本町 長らくホリデー快速鎌倉にも使用された豊田電車区115系M40編成

183-om101-130503-2 2013/5/3 鶴見 宮オオOM101編成によるホリデー快速鎌倉

185-om03-150620 2015/6/20 第3鎌倉踏切 185系OM-03編成によるホリデー快速鎌倉

車両は小山電車区の115系、7連もしくは4連の併結編成が2001年冬期まで、2002年春期と夏期は新前橋区の165・169系モントレー色車、秋期は三鷹区の165・169系(三鷹色車)、2002年度冬期から2013年夏期(9月23日)までは豊田区の115系M40編成2012年秋期から2013年春期と秋期は大宮総合車両センターの183系6連、2013年冬期から2018年夏期までは大宮総合車両センターの185系6連 、2018年秋期から2021年夏期(9月26日まで)は幕張車両センターのE257系500番台が使用されました。車両がE257系500番台になった時点から全車指定席となりました。

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E2575500-om52-220508-32022/5/8 西国分寺 E257系5500番台 OM-52編成によるホリデー快速鎌倉

2021年10月9日からは運行区間が南越谷から吉川美南~鎌倉となり、使用車両もE257系5500番台となりました。

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2022年5月18日 (水)

連休中の臨時列車、連休明けの集約臨に活躍するE257系5000,5500番台 part2 富士回遊91号

E257系500番台183系189系の置き換えを目的に2004年10月16日のダイヤ改正から営業運転に投入された系列で「さざなみ」「わかしお」から始まり、翌年12月10日のダイヤ改正では「しおさい」「あやめ」にも投入され、グリーン車なしの5両編成19本が最終的に投入されました。

2015年3月14日のダイヤ改正で千葉・房総地区の特急列車が削減されることとなり、9編成が余剰となりました。余剰編成のうち2編成はホームライナーに使用され、3編成は中央線大月から富士急行線乗り入れ列車に使用されることになり、所属は幕張車両センターでも常駐先は豊田電車区となりました。

2019年3月のダイヤ改正前に豊田車両センター常駐の3編成の車体デザインが変更され、側窓周りに黒塗装が追加されたほか、客用扉横と正面のロゴが「SERIES E257」に変更され、NB-10編成が赤、NB-11編成がグレー、NB-12編成が緑のアクセントカラーがそれぞれ入れられました。また2019年3月のダイヤ改正にて「ホームライナー千葉」が廃止となり。余剰車は6編成となりました。このうち4編成は2500番台に改造され、青と白を基調とした塗装で「踊り子」「湘南」に転用されることとなりました(NC-31~34編成) 。残りの2編成と豊田区常駐の3編成は白と緑の5500番台(OM-51~55編成)となりました。

5500e2572500_
表 E257系500番台 NB編成から2500番台、5500番台への改造

改造箇所は主要機器の更新、発電ブレーキの撤去、外装のリニューアル、荷物スペースの新設でした。改造編成は大宮総合車両センターに配置となっています。

E257500-nb06-120211-4_20220517141601 2012/2/11 蘇我 NB-06編成

E2572500-nc31-220509 2022/5/9 有楽町 NC-31編成

E257500-nb10-130211 2013/2/11 下総松崎~大見 NB-10編成

E257500-nb10-200110-4
E257500-nb10-200110 2020/1/10 新宿 NB-10編成として豊田常駐時代

E2575500-om53-220505-3 2022/5/5 国分寺 OM-53編成 富士回遊91号の豊田車両センターから新宿への送り込み回送

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2022年5月17日 (火)

連休中の臨時列車、連休明けの集約臨に活躍するE257系5000,5500番台 part1 新宿さざなみ1号

2001年から2002年にかけ中央東線の特急「あずさ」、「かいじ」用に投入されたE257系基本番台(基本編成9両、16本、付属編成2両、5本、計154両、松本車両センター配置)は2019年3月15日を以って中央本線の定期特急運用から離脱、基本編成16本のうち13本が2000番台に改造され、大宮総合車両セター東大宮センターに移籍し、東海道線の特急「踊り子」「湘南」等に活躍の場を移し、それまで特急「踊り子」等に使用されて来た185系を置き換えました。

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E257系基本番台9連 16本の2000番台化改造

一方、2000番台化改造を受けなかったM-105, M-107, M-111の3編成は直流区間の波動輸送用としてそれまで用いられてきた185系の置き換えを目的にリニューアル、1,9号車に荷物置き場の設置、各客室に防犯カメラの設置、カーテン、普通車の側小天井パネルの交換などが行われ5000番台となりました。塗装は塗装は爽やかさ、エネルギッシュ、環境、抑揚、流れをイメージした緑色 を基調としたものとなりました。 座席は「あずさ」「かいじ」で使用されていたままの武田菱が残されています。

E2575000

編成番号は編成量数からOM-91~OM-93となりました。

2021年8月12日に特急「さざなみ91号」でデビューしました。2022年のゴールデンウィークには臨時「あずさ89号」、「あずさ82号」、「かいじ80号」で中央東線方面へ、また新宿からの「新宿さざなみ1号」等に投入されました。

E2575000-om91-220505-3 2022/5/5 市川 新宿さざなみ1号 OM-91編成

ちなみに5月8日の同列車は500番台、NB-15編成が投入されていました。

E257500-nb15-220508
E257500-nb15-220508-3 2022/5/8 新宿 幕張車両センターから回送され、新宿駅7番線に据え付けられたE257系500番台、NB-15編成

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2022年5月16日 (月)

再び 馬橋へ 流鉄の混結編成を撮影しに

5月12日木曜日は、流鉄の混結編成、4月30日に撮影したのとは逆のパターンを撮影するため、再び馬橋まで行きました。

5月10日に配信された毎日新聞の記事によると、思わぬアクシデントから車両不足を解消するために生き残った車両を組み合わせての苦肉の策だったのが、”実際に走らせてみると、「今しか見られない珍しい編成」「オムライスみたい」と鉄道ファンや沿線住民の間で話題に。記念に売り出した限定500本の定規もすぐ完売した。” ”4月には記念グッズの第2弾としてマスキングテープを発売。チラシでも堂々と「オムライスでんしゃ」とPRしている。” といった具合になったそうで・・・

朝のラッシュ時で3本の編成が運用に入っており、

5000-50035105-220512 2022/5/12 馬橋 7:58発

5000-51025002-220512-2 2022/5/12 馬橋 8:11発

5000-50055103-220512-2 2022/5/12 馬橋 8:24発

と、2本の「オムライス」電車と新「流星」編成が運用に就いていました。

車輛の故障で急遽、登場した編成が珍しがられると、それを逆にセールスに使うところに流鉄の転んでもただでは起きない逞しさを感じました。

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2022年5月13日 (金)

西武鉄道 多摩湖線を走る9000系 9105Fの前照灯LEDに

金曜日の記事は「大川端・佃島周辺を散策する」の予定でしたが、急遽、表題のように多摩湖線の9000系9105FがLED化されたため、そちらをアップしました。

多摩湖線を走る9000系編成の前照灯に関しては2021年4月5日3月24日に武蔵丘車両検修場を出場し、多摩湖線運用に就いた9103FがLED化されました(記事)。しかし、約1か月後、9103Fはハロゲンタイプに戻されました(記事)。続いて、5月17日には9108Fの前照灯がLED化され、約1年間、LEDの状態が続いています(記事)。

そして、5月12日、偶然、一橋学園~国分寺間を走行する9105Fの前照灯の様子がいつも違うなとよく見てみるとLED化されていることに気づきました。折り返し多摩湖に向かう同編成を国交大学校前の踏切で撮影しました。

9000-4-9005
9000-4-9105
1年に及ぶ9108Fでの試験の結果、他編成もLED化ということになったのでしょうか?

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2022年5月12日 (木)

JR東日本 鶴見駅 鶴見線乗り換えの中間改札口が無くなっていたとは知りませんでした

今週、とある理由から久しぶりに鶴見駅を訪れたところ、鶴見線乗り換え口にあった中間改札機が撤去されているのを知り、驚いた次第です。

180115 2018/1/15 京浜東北線 鶴見駅構内側から

181224 2018/1/15 鶴見線側から

鶴見線が鶴見臨港鉄道の路線であったことの名残りとして、1971年に鶴見線の鶴見駅以外の駅を無人化した際に改札業務を鶴見駅に集約した関係で中間改札機が設けられていましたが、今年2月28日を最後に改札機は撤去となったそうです。鶴見線の鶴見駅以外のえきの自動券売機も廃止され、Suica等なしで乗車する場合は乗車駅で乗車証明書を発行し、鶴見駅を通過、下車駅で乗車証明書を提示して、清算する方式となったようです。

Dsc08983 2022/5/11 中間改札機撤去後

Dsc08984 2022/5/11 鶴見線 205系 T12編成

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2022年5月11日 (水)

流鉄 5000形 「あかぎ」+「なの花」混結編成

昨日に続き、馬橋で見かけた流鉄5000形の話題をもうひとつ。「あかぎ」と」なの花」の混結編成です。

5103-5005-220430 2022/4/30 馬橋 クモハ5005(なの花)+クモハ5103(あかぎ)の混結編成

2021年11月某日に5000形なの花編成(クモハ5005+クモハ5105)のクモハ5005が鰭ケ崎駅にて車両故障を起こした ため 、クモハ5005の修理期間中、あかぎ編成(クモハ5003+クモハ5103)のクモハ5003と異色混結とし、試運転が11月29日に行われ、11月30日から営業運転に入りました(情報はこちら)。そのうちに故障したクモハ5005も修理が終わり、営業運転に復帰することになり、「あかぎ」編成の相手方クモハ5103と異色混結となって営業開始したようです。

5103-5005-220430-3
こちらのペアの試運転は2022年2月19日に実施されたようです(情報はこちら)。
同じページに馬橋で顔を合わせた混結編成同士の写真もあります。

ちなみにこの2編成、最近はどうなっているのか、運用情報で調べてみると、5月7日には両混結編成が運用に入っていました(運用情報)。

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2022年5月10日 (火)

流鉄 5000形 ニューデザインの「流星」

馬橋駅での撮影の楽しみは常磐快速線、常磐緩行線だけではなく、流鉄の車両にもあります。現在の流鉄の主力は元西武鉄道の101N系2連を譲受した5000形2連で、「流馬」「流星」「あかぎ」「若葉」「なの花」の色違いの編成が5組活躍しています。

これらの5編成の中で「流星」(クモハ5002+クモハ5102、元西武101N系 クモハ275+クモハ276)の編成のデザインが2021年1月に更新されたようで、4月30日にはちょうどその編成が運用に入っており、撮影することが出来ました。


51025002-220430-3 51025002-220430-4 2022/4/30 馬橋 2021年1月に更新された「流星」

HMや車内のつり革には東京都出身のイラスト作家 杉本聖奈さんの描き下ろし56種類の表情豊かなネコのイラストが散りばめられています。

51025002-120401-2 2012/4/1 馬橋 更新前の姿

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2022年5月 9日 (月)

常磐線快速E231系デビュー20周年記念HM

新型コロナウイルス蔓延以来、初めての外出制限の無いゴールデンウィークが終わりましたが、果たしてこれから数日間、新規感染者数がどうなるのか気になるところではあります。ロシアによるウクライナ侵攻は5月9日の第二次世界大戦の対ドイツ戦勝記念日を迎え、ロシアが戦果を出そうと躍起になっているようですが、やればやるほど泥沼のように感じます。そもそも今のロシア軍にプーチンが求めるような戦果を挙げる気力が残っているのでしょうか?

 さて今年のゴールデンウィークはいつものことですが、混雑する行楽地などには一切行かず、ひたすら近場で鉄道写真を撮影したり、自宅で趣味に没頭する日々でした。そんな中、4月30日には、久しぶりに常磐線沿線にでかけ、馬橋で常磐線や流鉄線を撮影してきました。

E231-101-220430 2022/4/30 馬橋 マト101編成

 松戸車両センター(東マト)に配置されているE231系基本番台は2001年11月から2004年2月にかけて新製配置され、その後、三鷹車両センターから転属した編成と合わせて現在は基本10両編成18本(101~119、118は欠)、付属5両編成19本(121~139)が配置されていますが、2002年3月3日の運転開始からこの3月で20年になることを記念し、マト101編成に「E231系デビュー20周年」のHMが装着され、運転しています。

 なお、松戸車両センターでは2022年3月19日に「常磐快速線 E231系 デビュー20周年記念 撮影会&見学会」が開催され、E231系マト101編成、同マト125編成(常磐線開業125周年記念HM掲示)、E233系2000番台マト6編成、E531系K451編成(赤電ラッピング)、EF8181号機(寝台特急「ゆうづる」HM掲示)が展示されました。なお、当日のマト101編成は営業運転開始前、試運転をしているときのエメラルドグリーン一色帯の姿が再現されたそうです(情報はこちら)。

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2022年5月 6日 (金)

大川端・佃島周辺を散策する part2 佃島 住吉神社

このシリーズはこれから毎回、金曜日に掲載しようと思います。

Photo_20220505193501
今もしっかりと形が残っている佃島の位置 (Yahoo!地図を利用いたしました)
築き立てされた頃の佃島は大きな四角形と細長い四角形を橋でつないだ形をしていたそうです。2つの島の間は舟入堀となっていました。漁民が造ったことがよくわかる形態です。

佃島と石川島はかつては隅田川河口の中州でした。その名前の由来は、

1582年の本能寺の変の際に堺にいた徳川家康が本拠地である岡崎に戻ろうとしましたが大阪北部から兵庫県に流れる淀川水系の神崎川まで来たところで川を渡る舟がなく立ち往生となりました。近くの佃村の庄屋・森孫右衛門と彼が率いる漁民たちが家康一行に漁船を提供したことで一行は岡崎に何とか戻ることができました。家康はこの恩を忘れず、江戸を城下として開いた際に森孫右衛門一族7名と佃村・大和田村の漁民33名を江戸に呼び寄せました。漁民たちは幕府御用掛けとして江戸湾近辺で自由漁業が可能となり、幕府への御菜魚納入のほか、将軍御成先での漁の実演や鷹狩用の鷹に与える餌の小動物を飼育するための小エビや小ウナギの納入、出水の際に隅田川への船人足の派遣などが義務付けられました。

Dsc07066 2021/11/17 2つの島を結ぶ佃小橋 この橋は1984年に架け替えられた橋ですが、佃島の完成と共に架けられたもので水路は今でも舟入堀として利用されています。江戸の昔につながる橋とバックの大川端リバーシティ21の対比も面白いです。

Dsc07069_20220505200301

橋の下の水路底には住吉神社の本祭りで使われる大幟の柱が腐食防止のため埋められています。

Dsc07076_20220505195101 隅田川の水門側から見た舟入堀 左手は後に石川島から埋め立てられた側、右手が佃島の北端、奥が住吉神社、行き着く先で堀は右に曲がり、佃小橋へ

Dsc07072_20220505195501 堀が直角に曲がる地点から積田川方向

漁民たちは江戸に下った当初は武家地に仮住まいをしながら漁を行っていましたが、寛永年間(1624〜1644)に武家地内へ町人の居住が禁止されると、隅田川河口の島(石川島)の南続きの干潟およそ8550坪を拝領し、築き立てを行いました。正保元年(1644)2月に完成し、本国佃村の名にちなんで「佃島」と命名し、ここに移り住みました。慶安2年(1649)当時の佃島には戸数80軒、160余名漁民が居住していたそうです。ちなみに石川島は寛永3年(1626年)旗本石川八左衛門重次が徳川家光から拝領し、屋敷を構えたことから石川島と呼ばれました。

Dsc07087_20220505195901 住吉神社の鳥居と拝殿

正保3年6月29日(1646年8月10日)には、息長足姫命(神功皇后)と東照御親命(徳川家康の霊)の分霊を奉遷し、摂津国佃の住吉社(現・田蓑神社)の分霊(住吉三神)とともに祀るべく、住吉神社が創建されました。
住吉神社は佃島を始め、月島、新佃島、晴海と豊海と埋立地が拡大するに従って氏子の数も増えて行きました。

Dsc07086_20220505200801 Dsc07085 境内にはひときわ目立つ鰹塚もあります。

佃住吉神社の例大祭は7月末から8月初旬に開催されます。

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2022年5月 5日 (木)

東武20000系の4連化、20400系へ 東武日光線南栗橋以北、宇都宮線のローカル電車は20400系に

東武20000系は伊勢崎線と営団地下鉄日比谷線との相互乗り入れ用車両として活躍していた2000系の後継車として1988年3月25日から営業運転を開始した系列でアルナ工機・東急車輛製造が製造し、20000型、20050型、20070型の3形式が存在しました。車体は18m、制御車と電動車の6M2T・8両固定編成でした。
20000型は1988年から1992年まで13編成が製造され、オールステンレス製軽量車体でボルスタレス台車が採用されました。制御方式はAFE(自動界磁励磁制御)式主回路チョッパ制御で出力140kWの直流複巻電動機を搭載しました。20050型は朝のラッシュ時の混雑緩和を目的に前後各2両を5扉車、主回路制御方式もGTOサイリスタ素子によるVVVFインバータ制御方式としたマイナーチェンジ車で1992年から1994年までに8編成が製造されました。2000年3月8日に中目黒駅構内で発生した脱線衝突事故で21852Fの中間車(モハ23852・モハ24852)が被災し、代替製造されました。20070型は列車増発用に1996年から1997年にかけ3編成製造され、扉はすべて3扉とし、パンタグラフをシングルアーム式、車内案内表示器をLEDスクロール式に、補助電電装置を東芝IGBT式SIV(190kVA)、戸閉装置を変更し、側扉のガラスを複層ガラスとした編成でした。

20000-21421-220109 2022/1/9 東武宇都宮 21421

2017年、日比谷線直通編成は20m級車体7両編成の70000系に置き換えが開始され、20000系の3形式は4両編成・ワンマン化改造工事を受け、20400系に改造、東武日光線南栗橋以北、宇都宮線、鬼怒川線等に投入されることとなりました。改造工事は日立製作所と津覇車輛工業が担当し、22編成への改造が予定されました。

20000-21421-220109_20220504090801

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20000-21421-220109_20220504090901 2022/1/9 東武宇都宮 21421車内

主な改造内容

・帯色はSL大樹をイメージした濃紺色とし、扉位置の視認性向上のためドア横に黄色の横縞を加える。先頭車の前面窓下部には濃紺色の上に黄色を配置する。
・ワンマン化対応改造、主幹制御器は左手操作式ワンハンドルマスコンに
・運転台のモニター装置は日立製 Synaptra に変更、放送装置には自動案内放送装置を新たに設置
・接客設備は内張り・床材・腰掛けを70000系の意匠をベースとしたものにリニューアル、浅草方から2両目と3両目の連結面側にフリースペースを設置
・パンタグラフは浅草方から2両目に1基増設する形で2基搭載
・東武鉄道初となる客室扉の個別ドア開閉ボタン(車外は開ボタン、車内は開閉ボタン)を設置
・M車用台車に増粘着装置(ミュージェット)を新設

20400系は種車により、20410型(先頭・中間車とも20070型)、20420型(先頭車は20000型、中間車が20070型)、20430型(先頭・中間車とも20050型、SIVはGTO素子)先頭車は5扉を3扉に改造、20440型(先頭車が20000型、中間車が20050型、SIVはGTO素子、中間車の1両は5扉車からの改造車)と4形式になりました。

制御装置は東洋電機製造製GTOサイリスタ素子式インバータ(ATR-H8150-RG642A)、ブレーキ方式は回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ(HRDA-2)、駆動装置はTD撓み板継手中実軸平行カルダン(TD-88)、主電動機は三相交流かご形誘導電動機 TM-92 出力150 kWとなっています。
20410型3編成、20420型3編成、20430型8編成、20440型8編成の改造が2022年3月末に終了、2018年9月3日より宇都宮線での営業運転を開始し、これにより2019年5月12日をもって宇都宮線8000系は淘汰されました。2019年9月24日からは日光線南栗橋~新栃木での運用も開始し、2020年6月6日ダイヤ改正において南栗橋~新栃木の10000系を置き換えました。2020年11月9日からは新栃木~東武日光の6050型運用置き換えを開始を開始し、2021年7月1日の運用拡大では区間急行運用や鬼怒川線運用も誕生しました。2021年11月15日の運用拡大では急行運用が誕生し、2021年12月7日の運用拡大では急行運用が全て20400系となりました。

20000-21421-220109-3

2022/1/9 南栗橋 21421

まさに北関東、東武日光線を走るローカル車輛は20400系一色になってしまった感があります。

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2022年5月 4日 (水)

山陽本線 瀬野八補機、EF67 最後まで残った105号機の引退

山陽本線瀬野~八本松間上り線10.6kmは22.6‰の連続急勾配区間であり、電化前は8350形、8450形、3300形、2120形 (B6)、2900形、
9600形、D50形、C52形、D51形、D52形、C59形といった蒸気機関車が、電化後はEF59形、EF61形、EF67形、EF210形300番台といった天気機関車が補機として後押しに投入されてきました。中でも電化後、EF59形重連で対応してきた1200t列車の補機仕業を1両で行えるよう、電機子チョッパ制御方式による粘着力の確保を主眼に開発されたのがEF67形式でした。

Ef67-2 撮影時期不詳 瀬野機関区 EF67 2号機 モニター屋根の形状からEF60形からの改造と判別できます。

EF67形は車体的にはEF60形0番台4次・5次車を種車に1982年から運用開始されたのが基本番台3両(1~3:EF60 104、129、88から改造)と、貨物列車の増発とEF61形200番台置き換えのため1990年から運用開始したのが100番台5両(101~105:EF65 134、131、133、132、135から改造)からなりました。

運用開始以来、全機が広島車両所に配置され、基本番台は密着自動連結器の開放機能を利用し、登坂完了後、走行中自動開放を行っていましたが、2002年3月のダイヤ改正で自動開放は廃止され、装置も撤去されました。2013年3月のダイヤ改正では後継機となるEF210-300番台が投入され、基本番台2,3号機が運用離脱、2号機が2013年3月27日付、3号機が2014年3月14日付で廃車となり、1号機も2014年5月に運用離脱となりました。

Ef67-105-040905

Ef67-105-141219

Ef67-105-040905-2

2004/9/5 天神川 EF67 105号機

EF210-300番台登場直後はEF67形と共通運用でしたが、2015年3月改正では運用が区別され、EF67形の運用数が減少、2017年になると103,104号機が運用離脱、101,102号機も2020年度までに廃車となり、最後まで残った105号機も2022年2月13日を以って定期運用から離脱、3月29日の広島貨物ターミナル~西条間でラストラン運行で引退となりました。

Ef210301-130322-4 2013/3/22 天神川 EF210-301

後継機となったEF210-300番台、当初は瀬野八の他、関西以西限定運用でしたが、2020年3月改正以降は関東地区へも姿を見せるようになり、量産も続き、2022年3月時点では339号機まで製造されています。

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2022年5月 3日 (火)

東武鉄道 350系の引退

昨日の小田急ロマンスカー50000形VSEに続いて今回は東武350系急行用車両の引退について触れようと思います。
東武350系は300系と同様に元々急行用だった1800系を改造した系列で3M3Tから4M2T化され、発電ブレーキ・抑速ブレーキを付加されたものが300系、4連化されたものが350系となりました。

1869-111204 2011/12/4 春日部 1819編成

東武伊勢崎線の急行列車は1953年11月に運行が開始され、順調に利用客数が増加し、1968年度には116万6千人になっていました。その一方、車両はモハ5310形・クハ350形5700形といった日光線特急車両のお古が使用されており、陳腐化もかなり進行していました。輸送力増強とサービスの向上のため、投入されたのが1800系1969年9月20日にまず4両編成6本が登場しました。1811Fから1813Fが日本車輛製造、1814Fから1816Fがナニワ工機製でした。その後、1977年7月に4連2本が増備(アルナ工機製)、1979年には各編成に中間車2両(すべてアルナ工機製)が挿入され、6連8本体制となり、1987年にマイナーチェンジ版の1819編成(アルナ工機製)が増備され、6連9本体制となりました。1988年から1989年にはそれまでに登場した編成の仕様を1819Fに揃える改造工事が行われました。その後、1998年まで伊勢崎線急行用車両として活躍しました。

1800系のうち、200系の増備で運用を離脱した1813,1816,1817, 1818編成を種車に1818編成は301編成に、1817編成は302編成に、1816編成のうち6連化される前の4両を351編成に、1813編成のうち6連化される前の4両を353編成に、1816編成と1813編成のうち、6連化で増備された中華車輛を合わせて352編成としました。352編成は中間車を方向転換の上、先頭車化改造しています。改造に際し、両系列には発電ブレーキ・抑速ブレーキが装備され、300系は3M3Tから4M2Tに変更されました。

300-301f-150429-2 2015/4/29 北千住~小菅 300系 301F 「きりふり」

350-170217-2 2017/2/17 曳舟 350系 「しもつけ」

両系列とも「きりふり」「ゆのさと」「しもつけ」や団体専用列車として運行されていましたが、300系が2017年4月にを最後に運用を終了、350系も2022年3月のダイヤ改正で定期運用を終了しました。

本家の1800系のうち、1811F、1812F、1815Fは2001年から長いこと館林駅構内に休車扱いで留置されていましたがこれら6連3本を通勤車両として格下げ改造して利用することとなり、1979年製の中間車2両を廃車として4連化し、デッキ仕切り壁、トイレを撤去、座席を固定・つり革の新設などの改造を施し、通勤車1811~1813Fとし、2001年4月23日から佐野線や小泉線で営業運転に入りました。しかし、ドア数が少ないことから遅延を招き、2006年7月に運用離脱となりました。

1814Fは改造させることなく解体され、1819Fは1998年秋より、団体専用車となり、「りょうもう」の代走などでもしばしば活躍、イベント列車として活躍しましたが、2018年5月20日の団体専用列車「ありがとう1800系ラストランツアー」をもって引退となりました。

今回の350系の引退で、様々な形で生きながらえてきた1800系急行系列も最後の時を迎えることとなりました。

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2022年5月 2日 (月)

小田急ロマンスカー 50000形VSEの定期運用からの引退

2022年3月のダイヤ改正における残念な出来事の一つは、2005年3月にデビューし、小田急ロマンスカーの原点、前面展望を復活させた50000形ロマンスカーVSE"Vault Super Express"が17年間の定期運用から引退したことでした。この衝撃的なニュースは2021年12月17日に発表となりました。

50000-vse-091004-3_20220501092501 2009/10/4 千歳船橋

1990年代、バブル崩壊後の景気低迷や旅行形態の変化、レジャーの多様化で小田急の看板である箱根特急の利用者数は年間5%程度の減少傾向が続きました。こういった状況に対応するため当時、老朽化が進んでいた3100形NSE車の置き換え用として投入されたのが30000形EXE車でした。30000形は小田急特急の日常的利用を増加させることを主眼に開発・導入された系列でそれまでのロマンスカーの特徴だった前面展望席を廃止し、連接車体構造も採用しませんでした。
30000形の導入により、特急利用者数は1987年の1100万人から2003年の1400万人へと増大傾向になりましたが、箱根特急の利用者数は同年比で550万人から300万人へと大幅な減少とないました。2001年にアンケート調査を行った結果、ロマンスカー利用を検討したいと回答した人々の多くが展望席の復活を希望しており、展望席がなくなったために別の交通機関に転移した利用者が多いことが判明しました。
2000年に交通バリアフリー法が制定され、大規模な車体更新を行う際にはバリアフリー化が義務付けられ、更新検討時期に入っていた10000形HiSE車は高床構造であるためバリアフリー対応が困難とみなされ、HiSE車に替わる新しい特急車両、しかもロマンスカーの原点に立ち返り、展望席と連接構造を持ち、利用者にときめきを与える車両というコンセプトで岡部憲明氏が率いる「岡部憲明アーキテクチャーネットワーク」
にデザインを依頼、日本車輛製造が製作し、10両編成2編成が製造され、2005年3月19日のダイヤ改正から営業運転が開始されました。

50000-vse-091010-3_20220501092601
2009/10/10 千歳船橋

運用開始以来、平日5往復、休日6往復の固定運用が組まれ、箱根観光特急専用車両として「はこね」「スーパーはこね」のみに投入され「さがみ」「えのしま」への投入はありませんでした。同時期に活躍していた7000形LSE車や10000形HiSE車に不具合が見つかった際の応急対応としてホームウエイ75号として多摩線に入選したり、2016年3月のダイヤ改正以降、平日の江ノ島線系統のホームウエイ85号に投入されることもありました。

登場から15年以上過ぎ、更新時期に差し掛かると、アルミ合金押出形材によるダブルスキン構造の車体は溶接などの熱を加えての補修や修正が非常に困難であり、修理に高度な技術が必要なこと、連接構造や車体傾斜制御などに特殊な構造を多く採用しており、経年劣化に伴う主要機器の更新が難しく、性能を維持できないことなどから、EXE車とは異なり更新工事は行わないことが決定し、早期引退となりました。2022年3月改正を以って定期運用から引退し、臨時ダイヤ等によるイベント列車での使用を経て2023年秋頃には完全引退となるとのことです。

長引くコロナ禍で鉄道会社としては特別感のあるロマンスカーよりは通勤利用、日常利用の特急を優先し、利益の確保を優先した結果、こういう方向へのシフトになったのでしょうか。2016年3月の飲食のシートサービスの終了、2021年3月の車内販売終了なども同じ方向化と感じます。2022年3月のダイヤ改正における特急ロマンスカーの運行体制は朝の特急「モーニングウェイ」を3本増発、平日の新宿~箱根湯本間「はこね」「スーパーはこね」を上下45本から30本に減少、土休日は51本から39本に、一方で小田原までの「さがみ」は大幅に増やされました。

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