東武鉄道 350系の引退
昨日の小田急ロマンスカー50000形VSEに続いて今回は東武350系急行用車両の引退について触れようと思います。
東武350系は300系と同様に元々急行用だった1800系を改造した系列で3M3Tから4M2T化され、発電ブレーキ・抑速ブレーキを付加されたものが300系、4連化されたものが350系となりました。
2011/12/4 春日部 1819編成
東武伊勢崎線の急行列車は1953年11月に運行が開始され、順調に利用客数が増加し、1968年度には116万6千人になっていました。その一方、車両はモハ5310形・クハ350形や5700形といった日光線特急車両のお古が使用されており、陳腐化もかなり進行していました。輸送力増強とサービスの向上のため、投入されたのが1800系で1969年9月20日にまず4両編成6本が登場しました。1811Fから1813Fが日本車輛製造、1814Fから1816Fがナニワ工機製でした。その後、1977年7月に4連2本が増備(アルナ工機製)、1979年には各編成に中間車2両(すべてアルナ工機製)が挿入され、6連8本体制となり、1987年にマイナーチェンジ版の1819編成(アルナ工機製)が増備され、6連9本体制となりました。1988年から1989年にはそれまでに登場した編成の仕様を1819Fに揃える改造工事が行われました。その後、1998年まで伊勢崎線急行用車両として活躍しました。
1800系のうち、200系の増備で運用を離脱した1813,1816,1817, 1818編成を種車に1818編成は301編成に、1817編成は302編成に、1816編成のうち6連化される前の4両を351編成に、1813編成のうち6連化される前の4両を353編成に、1816編成と1813編成のうち、6連化で増備された中華車輛を合わせて352編成としました。352編成は中間車を方向転換の上、先頭車化改造しています。改造に際し、両系列には発電ブレーキ・抑速ブレーキが装備され、300系は3M3Tから4M2Tに変更されました。
2015/4/29 北千住~小菅 300系 301F 「きりふり」
2017/2/17 曳舟 350系 「しもつけ」
両系列とも「きりふり」「ゆのさと」「しもつけ」や団体専用列車として運行されていましたが、300系が2017年4月にを最後に運用を終了、350系も2022年3月のダイヤ改正で定期運用を終了しました。
本家の1800系のうち、1811F、1812F、1815Fは2001年から長いこと館林駅構内に休車扱いで留置されていましたがこれら6連3本を通勤車両として格下げ改造して利用することとなり、1979年製の中間車2両を廃車として4連化し、デッキ仕切り壁、トイレを撤去、座席を固定・つり革の新設などの改造を施し、通勤車1811~1813Fとし、2001年4月23日から佐野線や小泉線で営業運転に入りました。しかし、ドア数が少ないことから遅延を招き、2006年7月に運用離脱となりました。
1814Fは改造させることなく解体され、1819Fは1998年秋より、団体専用車となり、「りょうもう」の代走などでもしばしば活躍、イベント列車として活躍しましたが、2018年5月20日の団体専用列車「ありがとう1800系ラストランツアー」をもって引退となりました。
今回の350系の引退で、様々な形で生きながらえてきた1800系急行系列も最後の時を迎えることとなりました。
最後まで読んで戴きありがとうございます。
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