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2022年7月22日 (金)

大川端・佃島周辺を散策する part10 かちどき橋の資料館 part1

勝鬨橋の築地側にかちどき橋の資料館があります。この建物はかつて勝鬨橋が可動していた頃、橋の可動に必要な直流電気を作り出すための変電施設でした。開館日は毎週火・木・金・土曜日のため、前回は閉館日だったので、再訪しました。

Dsc09883 2022/6/28 晴海側から見た勝鬨橋

Dsc09889 築地側の川岸にかちどき橋の資料館が建っています。

Dsc09892 変電所時代の表札も残されています。

Dsc09893
開館時間は9:30から16:30、12月29日から1月3日は休館、冬期(12月1日から2月28日)は9時から16時まで開館となっています。施設を運営するのは(公財)東京都道路整備保全公社です。

Dsc09908 一番、大きな展示物は2台の電動発電機です。


Dsc09925_20220721145001 3300Vの交流を受電して回転力を得る誘導電動機

Dsc09923 界磁に磁界を生じさせる直流励磁機

Dsc09924_20220721145101


直流発電機


Dsc09921
橋を可動させる電源は当時の技術では直流方式となっていたため、送電線から交流を建物内に導き、交流誘導電動機を回転させます。回転軸に直結した直流励磁機で磁界を作るための励磁電流を発電、その磁界の中で回転子を回して直流電気を得て、橋に供給する方式でした。
発電セットが2組あるのは万が一、一方が故障した際のバックアップ用と、強風時など橋の可動に大電力を要する際には2台で電気を供給するためでした。

Dsc09911 高圧配電盤は電力会社から受け取ったAC3300Vのモニター用

Dsc09910
変電所で発電した直流電気、橋の可動、信号、灯火用のモニター

その他の展示物に関しては次回の大川端シリーズにて。

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コメント

B767−281様 こんにちは。今日は午前中に雷が鳴り、結構強い雨が降りました。何か今日が本当の梅雨明けのような気もします。さて勝鬨橋の可動システムとても複雑だけれども機構はわかりやすいですね。今でも一応動かせる、と聞いたことがありますが、きちんと保守点検されているのでしょうか。なかなか興味深いので訪ねてみたくなりました。このシリーズも密かに(笑い)楽しみにしています。

細井忠邦さま、おはようございます。

これからの天気予報をみると関東地方も本格的に梅雨が明けたようですね。6月の猛暑は一瞬梅雨明けを思わせる天気でしたが、あれで開けていたら水不足が心配でしたが、結局は順当な梅雨明けだったようです。一方で、コロナの第7波が凄いことになっています。わたしも7月26日に4回目のワクチン接種の予定ですが、いつまでコロナが続くのかといった気分です。
かちどき橋資料館、小さな博物館といった感じですが、勝鬨橋に限らず、隅田川に架かる橋や日本全国の可動橋の説明などなかなか興味深い施設です。

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