大川端・佃島周辺を散策する part9 晴海埠頭から東京国際見本市会場跡へ
晴海埠頭。客船ターミナルに着いたものの、肝心の客船ターミナルは2022年2月20日を以って閉鎖されており、ひと気はありません。さらに来た方向へ戻ろうにも歩道は工事中で所々、ブロックされている有様です。最初は再び、バスに乗って適当なところまで戻ろうかと思いましたが、聞いてみると歩道はブロックされていても歩いてほかの場所に行くのは可能とのことで、まずは歩いて周辺を散策することにしました。
2022/6/28 晴海客船ターミナル 案内表示 既に閉鎖となって4か月以上が経過していますが、まだこういった案内表示は残っていました。
特徴的な建築物もそのまま残されています。
この船は何だろうと煙突をみるとどこかで見たマークが、船体表示板にはHAKUHOUMARUと書かれており、東京大学海洋研究所の学術研究船白鳳丸であることがわかりました。1989年に竣工、大型の学術研究船で近海・遠洋を問わず、世界の海で海洋生物、地球物理、化学、地震などの調査、研究に使用されてきましたが、2021年、発電機および主機のリニューアルに伴い、すべての関連機器のシステム換装工事が行われたそうです。
オリンピック、パラリンピックの選手村が設けられたこの地区は現在。再開発事業の真っただ中でこの写真の右上がかつて客船ターミナルがあった場所、その上辺の岸壁に白鳳丸が停泊していました。
そしてこの埋め立て地のなかで一番高い建造物が、上の写真左下の中央清掃工場の円筒です。
看板をよく見なければ清掃工場とはわかりません。
こういう車が頻繁に出てくるので清掃工場であることはわかります。
ちなみにこの場所には1996年まで東京国際見本市などの会場となったドーム型の建物などが建っていました。私も昔、父親に連れられて東京モーターショーに来たことがありました。東京ビックサイトが完成したため取り壊されたそうです。そもそもは1940年開催予定だった紀元2600年記念万国博覧会の会場予定地として、1959年に開場し、A~C館、東・西・南・新館と7施設があり、東京都が出資していた社団法人東京国際見本市協会と株式会社東京国際貿易センターの二法人によってそれぞれ管理運営しており、非効率であり、各館をつなく通路もなかったことから、雨天時に問題があり、施設の老朽化もあり、閉館となりました。
都営地下鉄大江戸線勝どき駅周辺は高層ビルが林立しています。
最後まで読んで戴きありがとうございます。
上のリンクをクリックされると面白い鉄道記事満載のブログ村。もしくは鉄道コムに飛ぶことができます。
« EF210-342号機 甲種回送を大船にて撮影 | トップページ | 209系500番台 JR東日本の通勤車両において各線を転々とした少数派 part5 »
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 2023年晩夏の関西旅行 大阪メトロ編 その2 中央線を走る車両 Part2 2代目 20系(2024.09.10)
- 2023年晩夏の関西旅行 大阪メトロ編 その2 中央線を走る車両 Part1 20系投入まで(2024.09.09)
- 速報版 2024年晩夏 京都の旅 3日目 嵐電から始まり、阪急PRiVACE、JR、阪急2300系で締めくくり(2024.09.05)
- 速報版 2024年晩夏 京都の旅 2日目 午前中は嵐電、午後は叡電を満喫(2024.09.04)
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 大川端・佃島周辺を散策する part12 浜離宮恩賜庭園(2022.08.26)
- 大川端・佃島周辺を散策する part11 築地場外市場から、浜離宮恩賜庭園へ(2022.08.19)
- 大川端・佃島周辺を散策する part10 かちどき橋の資料館 part2(2022.08.12)
- 大川端・佃島周辺を散策する part10 かちどき橋の資料館 part1(2022.07.22)
- 大川端・佃島周辺を散策する part9 晴海埠頭から東京国際見本市会場跡へ(2022.07.15)
「船」カテゴリの記事
- 大川端・佃島周辺を散策する part9 晴海埠頭から東京国際見本市会場跡へ(2022.07.15)
- 大川端・佃島周辺を散策する part8 都03ルートで四ツ谷駅から晴海埠頭へ(2022.07.08)
- 小名木川に沿って歩く その9 地図からも分かる扇橋閘門(2021.09.24)
- 小名木川に沿って歩く その4 荒川ロックゲート(2021.09.17)
- 小名木川に沿って歩く その3 旧中川と大島小松川公園(2021.09.16)
« EF210-342号機 甲種回送を大船にて撮影 | トップページ | 209系500番台 JR東日本の通勤車両において各線を転々とした少数派 part5 »
コメント