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2022年8月29日 (月)

2022年夏 名古屋遠征 JR東海 廃車が始まった311系 part1 G1~G5編成

民営化直後(発足直後)の1988年、JR東海では国鉄時代に2編成投入された211系0番台をベースに、211系5000番台、6000番台1991年までに242両投入しました。そして、1989年7月9日の金山総合駅開業、東海道線の新快速、快速増発に関わるダイヤ改正では211系5000番台をベースにモデルチェンジし、前面に曲面ガラス、先頭部に繊維強化フラステック(FRP)を使用し、コーポレートカラーの帯を巻いた311系を登場させました。

主要諸元
最高運転速度 120 km/h
設計最高速度 120 km/h
起動加速度 2.0 km/h/s
編成定員 314人(立)+236人(席)=550人(新造時)
編成重量 122.7 t (新造時)
全長 20,000 mm (先頭車: 20,100 mm)
全幅 2,966 mm
全高 3,970 mm
車体 ステンレス
台車 円錐積層ゴム式ボルスタレス台車(ヨーダンパ付)C-DT56・C-TR241
主電動機 直流直巻電動機 C-MT61A形
主電動機出力 120 kW / 基
駆動方式 中空軸平行カルダン駆動方式
歯車比 16 : 83 (1 : 5.19)
編成出力 960 kW (2M2T)
制御方式 直並列組合せ抵抗制御
界磁添加励磁制御
制動装置 回生ブレーキ併用電気指令式ブレーキ 抑速ブレーキ付
保安装置 ATS-ST ATS-PT EB装置 TE装置

快速列車に使用するということで座席は転換クロスシートが導入され、日本車輌製造・日立製作所・近畿車輛・川崎重工業の4社が担当し、15編成60両が製造されました。

311g1g15  

1989年7月のダイヤ改正時にはG1~G5編成が登場しました。

311-g1-090321 2009/3/21 清洲 G1編成 清洲311-g1-080904 2008/9/4 G1編成 清洲 311系は313系登場後は豊橋~岐阜間の各停に使われることが多くなったため、清洲で撮影することが多い車両でした。向かって左側の列車番号表示器は本来の目的では使われず、311系第1編成を意味する文字が表示されています。

311-g01-090323 2009/3/23 発光ダイオード方式の車内情報案内装置、列車種別、行き先、停車駅名、乗換案内、営業案内が表示されています。

Dsc01330 2022/8/5 名古屋 今回の遠征でもG1編成は健在で、朝1番の名古屋発大垣行きに使用されていました。311系2編成G1+G9が4番線ホームに入線、切り離されてG1が大垣行き、G9が豊橋行きになる運用でした。

311-g2-120913 2012/9/13 枇杷島 G2編成 早朝の区間快速 浜松行き

311-g3-050821 2005/8/21 清洲 G3編成 まだパンタグラフが菱形の頃 パンタグラフのシングルアーム化は2006年から2008年にかけて行われました。

311-921021-3 1992/10/21 金山 G4編成 颯爽と新快速として運用されていた頃

311-g4-090320 2009/3/20 浜松 G4編成 掛川行 1999年に313系が投入され、静岡までの運用があった頃

311-g05-090324 2009/3/24 名古屋 G5+G?編成併結の8連

311-g5-220802-2 2022/8/2 清洲 G5+G?編成8連の回送列車 (貨物線)から待避線へ

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コメント

B767−281様 こんにちは。311系は国鉄スタイルを発展させたなかなか良いデザインだと思います。転換クロスシートも関東地区在住者しては羨ましいです。まあラッシュ時の混雑が全く違うので仕方ありませんが。もう廃車なの、と思ってら新製以来20年を越しているのですね。車両の寿命としてはまあ納得しなければならないのでしょう。4両編成あるいはサハを抜けば3両でも走れるのでどこかの私鉄が購入しないかと期待しています。

細井忠邦さま、おはようございます。

311系の魅力はなんといってもオール転換クロスシートの車内ですね。制御機構的には211系そのままの界磁添加励磁制御方式ですから、決して新しくはないのですが、デビュー当時の時代的背景もあって颯爽とデビューした感がありました。
今の時代となってはどれだけリユース市場があるかが問題ですが、東海道線に乗って浜松を過ぎるとJR東海の廃車・解体待ちの西浜松が見えてきますが、ここにキハ85などが大量並ぶ風景、まさに時代を感じます。

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