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2022年8月23日 (火)

2022年夏 名古屋遠征 JR東海 特急「ひだ」の歴史 キハ80系から、キハ85系、そしてHC85系へ

「ひだ」という愛称の列車が登場したのは1958年3月1日、名古屋~富山間に名古屋~岐阜間東海道本線、岐阜から高山本線経由で気動車準急が運転されたときからだそうです。この列車の前身として、1951年5月から名古屋~下呂間に客車による不定期準急「山鳩」が運転開始され、同年7月21日には不定期快速として名古屋~高山間に「乗鞍」も運行されました。1953年7月19日、「乗鞍」は準急に格上げされ、1953年9月19日、「山鳩」は高山まで延長となり、列車名も「飛騨」となりました。1955年5月11日には高山本線に初めて夜行普通列車が運行され、下りは名古屋~富山間、上りは富山~岐阜間でした。

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1975/1/2 東京から大垣行に乗車、初めての名古屋遠征で撮影したキハ80系特急「ひだ」

82_8012081980/12/8 名古屋 絵入りHM時代の特急「ひだ」

準急「ひだ」の運転区間は1958年9月には高岡まで延長され、1966年3月5日には急行に格上げされました。1968年10月1日ヨンサントウ・ダイヤ改正では特急に格上げされ、運転区間も金沢駅までとなりました。キハ80系は金沢運転所の配置でした。1975年3月10日のダイヤ改正でキハ80系は名古屋機関区に移管されました。同改正で一部残っていたキハ181系が381系特急電車に置き換えられようとしたとき、キハ181系を「ひだ」に転用する計画もあったそうですが、名古屋機関区ではそれまで特急「しなの」での故障やトラブルに悩まされており、検修員が難色を示したため、キハ181系は四国へ転属となったそうです。1976年10月1日のダイヤ改正で山陰本線・山口線の特急「おき」がキハ181系化されたため、キハ80系が名古屋に転属し、「ひた」名古屋~高山間2往復が増発されました。ちなみに山陰本線・山口線特急「おき」のキハ80系時代は1975年3月10日から1976年9月30日までの1年半でした。このときも特急「つばさ」の181系の転入に対して名古屋機関区では反対の動きがあったようです。1978年10月2日のダイヤ改正で「くろしお」の電車化で捻出されたキハ80系が名古屋に転入、「ひだ」名古屋~高山間1往復の増発、特急「南紀」も新設されました。

1989年2月18日、特急「ひだ」1往復(3号・6号)にキハ85系が投入され、同年3月11日のダイヤ改正で急行「のりくら」を1往復格上げし、特急「ひだ」は5往復に、ワイドビュー気動車キハ85系は「ひだ」3号・8号となりました。1990年3月10日のダイヤ改正にて特急「ひだ」は全列車キハ85系となり、エル特急化されました。

851-080904-3キロ85-1他 2008/9/4 名古屋

85100-090323 キハ85-100 2009/3/23 名古屋

85-060619 2006/6/19 千里丘 

85-090322 2009/3/22 美濃太田 高山本線内では名古屋発の編成と大阪発の編成が併結されて長大編成に

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2022/8/3 栄生 終着、名古屋に向けてラストスパートするキハ85系特急「ひだ」

キハ85系導入により、乗客数は増加し、「ワイドビュー効果」とも言われましたが、バブル景気の終了、東海北陸自動車道の全通、高山市街地近郊までの延伸、高速バス「ひだ高山号」等の競合などで利用者の増加はやがて頭打ちとなりました。2015年3月14日には北陸新幹線、長野~金沢間が開業し、名古屋、米原経由による東京~富山間の列車移動が北陸新幹線にシフト、特急「しらさぎ」の金沢~富山間の運行も廃止されるを見越した名古屋~富山間の東海北陸道経由の高速バスの増発で所要時間は「しらさき」「ひだ」とほぼ同じ、料金は半額程度ということで競争は激化、列車が劣勢を強いられる状況となりました。

その後、海外からの観光客増加、いわゆるインバウンド需要の増大で特急「ひだ」の乗客数もコロナウイルス病蔓延までは増加に転じたことからJR東海では特急「ひだ」に新型車としてHC85系の導入を決定、JR東海では初めてのハイブリッド気動車であり、2017年に「次期特急車両」としての導入がアナウンスされ、2018年に内外装デザインと安全設備について、2019年には形式名とロゴデザインが公表されました。HCはHybrid Carの略で、形式名はキハ85系の技術革新、発展形を意味しています。2019年に試験走行用4両編成1本(D1編成)が日本車輛製造で竣工、2022年から量産車の導入が開始されました。
2022年7月1日より2往復、同年8月1日より3往復での運行を開始しました。

Dsc00493 2022/8/3 名古屋駅に掲示されているHC85系の登場をアナウンスするポスター

HC85系の実車、名古屋機関区での写真、清洲や栄生での走行写真は明日の記事に。

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コメント

B767−281様 お早うございます。無事高知から昨夜帰宅しました。とさ電鉄の路面電車に乗車する機会が何回かあり、吊り掛け駆動方式の音や、コンプレッサーの音を楽しむことができました。さてキハ85系は何年か前に下呂に行った際に乗車したことがあります。ワイドビューの名前の如く眺めがよくなかなか良い車両でした。これも大阪乗り入れがあったのですね。電車の383系の「大阪しなの」は2回利用したことがあります。わざわざ名古屋で新幹線から乗り換えて、特急こだまはこんな感じで走っていたのかななどと思いつつ車窓を楽しみました。あちこちいきますがキハ181系は決して順調ではなかったようですね。福米でEF71(?)に押し上げてもらっていたのを覚えています。こちらは乗車経験はありません。今回岡山から高知まで2700系気動車(この形式の付け方違和感あります。)に乗りましたが、すごい揺れで迫力がありました。高知には「四国新幹線を実現しよう」という某政権政党の看板が立っていましたが、そんな必要あるのと思いました。旧統一教会とのズブズブ関係、お隣八王子の議員の方、毎日ヒア汗かいて必死で防戦しているようですがもう降参した方が良さそうです。

細井忠邦さま、おはようございます。

高知の旅、お疲れさまでした。私も何年か前に高知に行きましたが、とさ電鉄、結構長い距離は知りますね。四国では縦(南北)方向の新幹線の構想もあるのですね。豊後水道に海底トンネルを掘って、愛媛と大分を結ぼうという構想は前から聞いていますが。
JR四国の形式名は独特のものがあり、こんな車両があったのかと見てびっくりという経験があります。
さて政治の方は岸田首相自身、統一教会とズブズブの関係であることが今日発売の週刊文春で暴露され、立憲民主党でも何名か関係者がいて、果たしてこれからこの国の政治はどうなっていくのかという感じですね。

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