静かに去っていった東京メトロ 7000系 part6 副都心線への進出から全廃へ
制御機器の更新がその後の7000系各編成の運命を分けることになりました。1次車及び3次車として10連化された1~20編成のうち、制御機器の更新を受けなかった7108F、7111F、7117F、そして3レベルVVVFインバータの7106F、7107F、7112F、7114F、そして10連で落成した3次車7121F~7126Fは副都心線対応更新の対象外となり、廃車となりました。
2009/10/31 朝霞台 3次車7122Fに添付されたYマーク
副都心線開業直前の時点で同線に入線しない編成には2008年6月より、先頭車両と中間車3・8号車の側面にYマークが添付され、有楽町線オンリーであることが示されました。
副都心線開業後は東急東横線渋谷方向を1号車に統一するため、7000形側が1号車とする号車番号の変更もありました。そして、7000系、21編成のうち、6編成(7101F、7102F 、7104F、7105F、7110F、7118F)が5M5Tの10連とし、15編成(7103F、7109F、7113F、7115F、7116F、7119F、7120F、7127F~7134F)が4M4Tの8連で残されました。
8連化にあたり、7600,7700形は各編成から抜かれ廃車となり、制御機器類は7128F、7131F、7132Fの制御器更新の際に再利用されました。また各車両の編成内での連結位置が変更されました。1次車で広幅貫通路で製造された車両も菅通路の幅が狭められ、貫通扉が設置されました。
2016/2/11 石神井公園 7101F 10連 2021年10月30日に運用離脱しましたが、まだ木場に保管されているようです。
2020/2/29 所沢~西所沢 7102F 2021年4月19日に廃車に
2017/9/10 多摩川 7103F 2021年9月27日、廃車に
2017/9/10 学芸大学 7133F 2022/4/4 廃車に
そして、7134Fが2022年4月18日に廃車となり、7000系の活躍は1974年から48年に及ぶ活躍は幕となりました。
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