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2022年10月27日 (木)

2022年夏 名古屋遠征 JR貨物 関西本線で長らく活躍したDD51 part3

鉄道ファン的視点から見るとDD51というディーゼル機関車はそれまで活躍していた蒸気機関車を追い払う敵役として登場し、増備されてゆく過程でもそのスタイルから「文鎮」「赤豚」などとあまり良い言われ方をしなかった機関車ではありました。同じディーゼル機関車でも箱型のDF50DD54の方が格好良く見えたものでした。私自身、初めてDD51を目にしたのは秋田かあるいは下関だったと思いますが、それまで国分寺駅などで見慣れていた入換用のDD13などに較べ、本線用機関車らしい堂々とした長いボンネットスタイルは感動的でした。

DD51牽引定期列車として関西本線で活躍したDD51のシリーズ、3回目は853号機からです。

Dd51-853-120913 2012/9/13 枇杷島 DD51 853号機 旅客線を通過しています。
特長的な貨車は以前、EF510牽引貨物でも登場しましたが、通称「白ホキ」こと、ホキ1000形で三岐鉄道、東藤原からの炭酸カルシウムを冨田で引き継ぎ、大府へ、大府から石炭灰(フライアッシュ)を逆ルートで東藤原まで輸送しています。

Dd51-853-140812 2014/8/12 冨田 DD51 853号機
愛知機関区最後の国鉄色の機関車として人気があった機関車です。2017年4月には昨日の記事にもあった衣浦臨海鉄道にも入線し、話題となりました。2018年5月に引退しました。

Dd51-856-090324 2009/3/24 木曽川 DD51 856号機 遅れ試2750レ
856号機は1973年1月、厚狭機関区に新製配置、2002年に愛知機関区に転属してきました。2003年3月、A更新改造が施工されこの塗装に。2011年7月から2013年7月には運用を離脱、復活したものの2015年に廃車となりました。

Dd51-857-050705 2005/7/5 枇杷島 DD51 857号機
857号機は1973年1月18日、三菱重工で落成、美祢線美祢~宇部港間の石灰石ピストン輸送のため1972年から73年にかけ、厚狭機関区に新製配置された20両(843-862)のうちの1両です。1980年頃まで33往復のピストン輸送の他、重安~小野田港間の石灰石輸送、南大嶺~大嶺間の貨物輸送に活躍しました。国鉄末期の貨物減便で858~861号機が新製からわずか10年で廃車となるなか、2回目の全検を通っていたため生き延び、1991年3月のダイヤ改正で稲沢区に転入しました。2007年1月12日にA更新改造を受け、2018年の西日本豪雨では山陽本線の一部区間が不通となったため、岡山タ~福岡タ間の貨物を伯備~山陰~山口線経由で迂回輸送するため、857,1802,1804号機が門司機関区に貸し出され、活躍しました。

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