2022年夏 名古屋遠征 名鉄ほぼ全線乗りつくしの旅 11 名鉄岐阜 ~三柿野
名鉄全線ほぼ乗りつくしの旅、1日目は名鉄名古屋駅から名古屋本線で須ヶ口、津島線、尾西線で弥富へ、尾西線で名鉄一宮、玉ノ井、折り返し、再び名古屋本線で笠松へ、竹鼻線、羽島線で新羽島、笠松まで戻り、再び名古屋本線で名鉄岐阜までたどり着きました。
現在の名鉄岐阜駅は南東に向かう名古屋本線と東に向かう各務原線が約45度に交わる地点に設置されています。名古屋本線が築堤上にあるのに対し、各務原線は地平にあり、両線の間に連絡線はありません。1914年12月26日、美濃電気軌道が新岐阜~笠松間を笠松線として開業したのが始まりで、その時点には既に岐阜市内線の岐阜駅前停留所があり、その連絡を兼ねてすぐ横に新岐阜駅(初代)が造られました。1922年1月には美濃電気軌道は名古屋鉄道傘下になり、1930年8月20日、美濃電気軌道と名古屋鉄道は合併、社名を名岐鉄道としました。
一方、各務原線の方は1924年4月13日、岐阜・鵜沼と軍都各務原を結ぶ鉄道として各務原鉄道が設立され、1926年1月21日、安良田(現在の名鉄岐阜駅 - 田神駅間にあり、後に廃止)~補給部駅前(のちの各務野駅で、現在の三柿野駅)間が開業、同年8月1日には各務野駅 - 二聯隊前駅(現在の名電各務原駅)間、1927年9月20日には二聯隊前駅 - 東鵜沼駅(現在の新鵜沼駅)間が開業、1928年12月28日には長住町駅(後の新岐阜駅で、現在の名鉄岐阜駅) - 安良田駅間が開業し全通しました。各務原鉄道は1935年3月28日、名岐鉄道と合併し、同線は各務原線となりました。
1948年、名岐線と改称されていた現在の名古屋本線の新岐阜駅は長住町駅付近に移転し、2代目新岐阜駅が誕生しました。1970年6月25日、田神線が開業したことで各務原線に美濃町線直通列車が設定され、7番線が直通線用ホームとなりました。2005年4月1日、田神線、美濃町線の廃止で7番線は電留線となりました。この時に駅名が名鉄岐阜駅に改称されました。 2022/8/3 名古屋本線から各務原線へ、改札内の連絡通路
各務原線の列車案内
ここからは各務原線で犬山に向かいますが、まず乗車したのは各停三柿野行でした。車両は「金魚鉢」の一代前の顔「鉄仮面」の6500系4連,6513Fでした。各務原線に乗車するのは初めてですが、以前、岐阜から高山本線に乗った際に感じたのは両線は細畑手前までは名鉄線が北側、以降はJR側が北側を走り、鵜沼で分かれるまではほぼ並走することです。 前面展望 田神 6500系初期編成
前面展望 高田橋付近 3500系 3506F 金魚鉢スタイル
名鉄岐阜を出発し、22分、11駅目の三柿野がこの電車の終点です。
各務原線の現行ダイヤ、平日の日中は約15分おきの運行で2本は犬山行、2本は三柿野止まりとなっています。名鉄の線路配線図を見て感じるのは三河線や蒲郡線以外はどの路線も相対式ホームの駅が大多数を占めることで、各務原線も名鉄岐阜、新那加、三柿野、鵜沼宿、犬山だけが島式ホーム式となっています。
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