2022年夏 名古屋遠征 名鉄ほぼ全線乗りつくしの旅 14 犬山線に小牧線、広見線が接続する犬山駅
犬山駅は犬山線の中間駅ですが、真南に伸びる名鉄小牧線、東に伸びる名鉄広見線が接続する拠点駅であり、各務原線の電車も多くが当駅、発着となっています。
2022/8/3 駅名標
犬山駅の通路にある列車案内
1番線:新鵜沼・岐阜方面、2・6番線:名鉄名古屋、豊橋、中部国際空港方面、3番線:小牧線平安通方面、4番線:広見線新可児方面と4方向に発車する列車が表示されています。
3面6線のホームに5編成が並ぶ姿も壮観です。
犬山を発車する小牧線、名古屋本線方面の列車
1912年8月6日、犬山線、岩倉~犬山間が開通した際に開業しました。犬山線は名古屋電気鉄道が押切町~枇杷島間を1910年5月6日に枇杷島線として開業後、1912年8月6日に枇杷島~岩倉~西印田間を一宮線、岩倉~犬山間を犬山線として開業しました。その後、1913年1月25日に西印田 - 東一宮間の開業と同時に西印田駅が廃止され、1941年8月12日、新名古屋駅が開業した際に押切町 - 枇杷島橋間が廃止され、枇杷島橋 - 新鵜沼間が犬山線、岩倉 - 東一宮間が 一宮線となりました。1965年4月25日に一宮線は廃止されました。
各務原線岐阜方面の列車も当駅まで運転されています。
1921年7月1日、名古屋電気鉄道は一宮線、犬山線を名古屋鉄道に譲渡しました。1926年5月2日、犬山~犬山橋(現、犬山遊園)間が関線として開業、同年10月1日には新鵜沼まで延伸しました。当時の名古屋鉄道は刃物で有名な関まで開通させるつもりだったようですが、それは実現できず、新鵜沼までが犬山線となりました。
地下鉄線相互乗り入れ車輌、100系(200番台車214F)も電留線にいました。
小牧線が犬山に繋がったのは1931年4月29日のことで上飯田方面から延伸して犬山に到達しました。開通時は大曾根線でした。広見線も複雑な歴史を持っており、東濃鉄道が1920年8月21日に広見~御嵩(現在の御嵩口)間を開業、名古屋鉄道が1925年4月24日、今渡線として犬山口駅 - 今渡駅(現在の日本ライン今渡駅)間を開業したのを嚆矢としますが、東濃鉄道から東美鉄道への譲渡、今渡線から広見線へ改称を経て、犬山口~富岡前間の廃止、犬山への付け替えで犬山に繋がったのは1946年3月1日のことでした。
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