2022年夏 名古屋遠征 名鉄ほぼ全線乗りつくしの旅 6 名鉄一宮 駅
JR東海の尾張一宮駅と名鉄一宮駅を合わせて今では「一宮総合駅」と呼ぶこともあるそうですが、歴史的にみると尾西鉄道が1900年1月24日に弥富からの同社の路線を萩原~一ノ宮間延伸させた際に開業したのが始まりでした。同年度中に駅名は新一宮となりました。1914年8月4日には新一宮~木曽川橋間が開業、さらに1918年5月1日、貨物線として木曽川橋~木曽川港間が延伸し、尾西線は全通しました。一方、名古屋方面と新一宮ガ名岐線で繋がったのは1928年2月3日のこと、笠松を経て、岐阜までつながったのは1935年のことでした。後で触れますが、この名古屋~岐阜間の開通には実に多くの鉄道会社が関与しています。
2022/8/3 駅名標
快速特急 中部国際空港行 3100系 3117F
特急 豊橋行 2200系 2232F
パノラマsuperの愛称で活躍する1000/1200系
さすがに名鉄名古屋本線の主要駅であり、豊橋~名古屋~岐阜間を結ぶ特急や中部国際空港との間を結ぶ快速特急などの花形車両が発着する様子が見られます。
JR尾張一宮駅に到着する313系
1995年7月以前は地上駅で、国鉄・JR東海との共同使用駅でした。岐阜方には貨物の中継のための連絡線があり、1966年に貨物営業が廃止される以前、しかも名鉄が600Vの時代は電圧の違いを越えての接続のため蒸気機関車による貨車入換作業が行われていました。
高架化後は両駅は分離され、名鉄一宮駅は尾西線が1番線、2~4番線 が名古屋本線となりました。運行的には1番線の北側を玉ノ井方面、南側を津島方面と分けて使用しており、現時点の西武新宿線の東村山駅と似ています。ただ、ここの場合、両線は繋がっており、西武国分寺線や西武園線のような車止めはありません。
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