2022年夏 名古屋遠征 名鉄ほぼ全線乗りつくしの旅 4 弥富~津島
JRと名鉄の弥冨駅は共同使用駅で構内は共用となっており、南に約100m離れて近鉄の弥冨駅があります。
2022/8/3 弥富駅2/3番線 名古屋方面 1,2番線の間には貨物列車の退避用線路があります。
四日市方面 勾配を登ると木曽川の鉄橋です。
この辺りは木曽川、長良川、揖斐川の河口に近く、海抜0メートル地帯となり、昔、小学校で習った「輪中」と言われる防水集落も近くにあります。駅もかつては「日本一低いところにある地上駅(海抜マイナス0.93m)をアピールする看板が設置されていたようですが、実は東京の東武亀戸線亀戸水神駅は海抜マイナス2.3mだったと言うことで看板は塗りつぶされているようです。 2022/8/3 名鉄版 駅名標
JR東海版 駅名標
駅の開業は1895年5月24日、関西鉄道が名古屋~当駅間を開業した際でその当時の駅名は前ヶ須(まえがす)でした。同年11月7日には木曽川・長良川・揖斐川の架橋工事が完工し、草津~名古屋間が全通、駅名も弥富に改称されました。1898年4月3日、尾西鉄道が弥富~津島間を開業し、乗り入れました。1925年8月1日、尾西鉄道は名古屋鉄道に買収され、名鉄尾西線となりました。 弥富からは須ヶ口から到着した3171F+3511Fの6連(6:46発)で折り返しました。
弥富駅に夜間滞留する名鉄車両はなく、5:40に須ヶ口を出発し、6:07に弥富に到着する編成が弥富発の初電となります。6:46発の国府行電車は本日弥富発2本目となります。この電車、須ヶ口までは各駅に停車、名古屋本線内は準急となり、国府には8:44に到着します。
弥富駅から西方に離れて行く名鉄尾西線
尾西線前面展望 2006年12月16日を以って廃止となった弥富口駅
弥富を出発した津島方面行きの車両、直角カーブを曲がり、北西に向かって走りますが、東名阪自動車道路を潜るあたりに廃駅跡があります。1933年8月1日に開業、1983年に高架化された弥富口駅です。名鉄は1960年代から1970年代にかけ、広見線、小牧線、三河線、尾西線などの支線の部分複線化を手掛けており、弥富~佐用間もその工事痕が見られます。弥富口駅はかつて日本毛織弥冨工場の工員が利用することで賑い、1983年には高架ホームも複線対応で建設されましたが、 繊維業界の衰退で工場の規模が縮小され、2006年暮を以って廃止されました。2005年・2006年に各線で廃止された7駅中、ホームが当時のまま残されているのはこの駅だけだそうです。 昨日の記事にも登場しましたが、佐屋駅から先は複線区間になります。
日比野~津島間 最後の抵抗制御車として活躍する最古参の6000系
6:57、弥富から約11分で津島駅に到着です。
駅名標
ここで尾西線名鉄一宮方面に乗り換えです。
尾西線一宮方面はちょうど津島線方面の編成が通過している辺りに左に分岐するポイントがあります。
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