2022年夏 名古屋遠征 名鉄ほぼ全線乗りつくしの旅 1 名鉄名古屋駅
2022年夏の名古屋遠征、JR東海、JR貨物、近畿日本鉄道と現在、過去の車両を中心に観てきましたが、いよいよ今回のメインテーマである名古屋鉄道(ほぼ)全線乗りつくしの旅に行きたいと思います。
以前、概要編で触れたように1日目(8月3日)は名鉄名古屋駅から西・北側の各線、2日目(8月4日)は同駅から南・東側の各線と他の線と連絡がない瀬戸線に乗車することにしました。尚、名古屋本線は過去に何度か全線乗車しているため、今回は各線連絡のため部分乗車とし、豊川線も2017年8月に乗車しているので今回は乗車しませんでした。切符は2日間有効の2DAYフリーきっぷ(¥4000)を利用しました。 2022/8/3 駅名標
岐阜方面の1番線(乗車用)と2番線(降車専用)ホーム 有効長189m(1番線)、194m(2番線) ホームはS字を描いてカーブしています。
名鉄名古屋駅は近鉄、東武について我が国、第3位の総営業距離(444.2km)を誇る名鉄最大のターミナルであり、名鉄275駅のなかで最大の乗降客数の駅で一日に800本以上の列車が発着していますが、3面2線の通過型ターミナル駅です。
昨日の記事で触れたように関急名古屋駅(現在の近鉄名古屋駅)の開業(1938年6月26日)から遅れること3年、1941年8月12日に名岐鉄道路線(現在の名古屋本線岐阜方面、西部線)のターミナルとして2面3線で開業しました。開業当時の駅名は新名古屋駅でした。名岐線のそれまでのターミナルは押切町(現、押切一丁目8番)で、名古屋市内線の北端、一宮線との接続駅でした。同駅は新名古屋駅の開業で廃止されました。
一方、神宮前から東、南部の路線(東部線)は愛知電気鉄道によって敷設され、1935年8月に名岐鉄道と 合併し、消滅しましたが、1944年9月1日、神宮前~新名古屋間が開業し、東西幹線が一体化されました。1948年5月16日、西部線の1500V昇圧工事が完成し、東西直通運転が開始され、線名も名古屋本線と改称されました。1950年4月1日、新駅舎が完成、1952年12月20日、近鉄との連絡線が廃止となりました。1954年11月25日、駅舎が改築され、構内の配線を変更、中線を廃止し、現在の形になりました。2005年1月29日、中部国際空港の開港を前に名鉄の名古屋駅であることを明白にするため現在の名鉄名古屋駅に改称されました。
1番線:岐阜方面ホームから上下線間にある降車ホームを
上部には各方面別発車標が設置されており、次に入線する列車の行き先、種別、乗車位置がわかるようになっています。
青色:一宮・岐阜方面 快速特急・特急・急行・準急
黄色:須ヶ口・国府宮 普通
緑色:犬山・可児 快速特急・特急・急行・準急
水色:西春・岩倉 普通
紫色:津島・弥冨 特急・急行・準急・普通
名古屋本線、岐阜方面行き列車の編成長と乗車位置の案内
名鉄名古屋駅には西部側からは名古屋本線のみならず、弥富など津島線から、名鉄一宮から尾西線・津島線経由、新鵜沼、新可児などの犬山線から、もしくはそれら方面行きの列車、東部側からは豊橋方面のみならず、西尾線吉良吉田方面から、豊川線豊川稲荷方面から、もしくはそれら方面、中部国際空港発着、河和線、知多新線発着の列車があり、これら多様な行き先の列車群を的確に発着、乗客誘導するためにこの駅独特の手法が採られています。名古屋の人々が名鉄名古屋駅のことを名駅というようですが、一方でこの発着の複雑さ故、”迷駅”とも言うようです。 また、列車の停車駅名も表示されています。
こういったタイプの列車案内は関東でもよく見かけますが、大手私鉄で本線を2両編成が走るというのも珍しく感じます。
近鉄名古屋駅への連絡口
連絡口には近鉄全線各駅までの切符が購入できる自販機が設置されています。
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