2022年夏 名古屋遠征 名鉄ほぼ全線乗りつくしの旅 25 中部国際空港から大江へ
空港ターミナルに入り、展望デッキに上がることもありませんでしたが、中部国際空港駅を一通り見学した後は、来た道を大江まで引き返しました。
大江までは6500系 6520F セミクロスシート編成
2022/8/4 中部国際空港駅
常滑線は愛知電気鉄道が1912年2月18日に伝馬(後に伝馬町、1946年に休止、神宮前から約1km)~大野(後に大野町)間を開業したのを嚆矢とします。同年8月1日には秋葉前(神宮前から0.5km地点、1919年に休止)~伝馬町間開業、1913年3月29日、大野町~常滑間が開業、同年8月31日には神宮前~秋葉前間が開通し、全通しました。1942年には東海道本線を挟んだ西側に神宮前西駅が開業、同駅がターミナルとなりました。1963年3月25日のダイヤ改正で神宮前西駅に発着する列車は廃止され、全列車、名古屋本線に直通化となりました。
開業時は全線単線でしたが、1920年10月24日に古見~大野町間を始まりに、複線化が進み、1972年3月12日の多屋~常滑間の複線化で全線複線化が完成しました。1959年9月26日の伊勢湾台風では甚大な被害を受け、全線復旧まで2か月弱かかっています。架線電圧は1929年1月18日に全線600Vから1500Vに昇圧されました。ちなみに会社は1935年8月1日に名岐鉄道との合併で名古屋鉄道となりました。1932年10月15日には山崎川駅(貨物駅)から分岐する山崎川貨物支線が開業、同線は1946年に廃止されました。1924年1月15日、大江駅が移転し、築港線が開業しました。
常滑
空港線は中部国際空港アクセス線として中部国際空港連絡鉄道が第三種鉄道事業者として施設の建設・保有を行い、名鉄が施設を借り受け第二種鉄道事業者として旅客輸送を行っています。前述の通り、2004年10月16日に、空港関係者限定で暫定開業、2005年1月19日、一般旅客向け営業開始、同年2月17日、空港開業となりました。
空港線開業に際して常滑線は曲線改良、高架化などの整備が行われました。1990年には金山駅~神宮前駅間の複々線化も行われ、常滑線の起点は実質的に金山駅となっています。ミュースカイの高速運転に対応し、一部の曲線区間ではATS-Pが設置され、ミュースカイはその制御下にありますが、他の列車は従来通り、M式ATS制御となっています。 大江に到着
中部国際空港を6:43に出発した準急新可児行はりんくう常滑、常滑、大野町、新舞子、古見、朝倉、寺本、尾張横須賀、太田川、寿楽園、大同町と停車し、7:18に大江に到着しました。
大江 築港線東名古屋港方面のホームは跨線橋を渡った先にあり、既に多くの通勤客が電車の到着を待っています。
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