2022年夏 名古屋遠征 名鉄ほぼ全線乗りつくしの旅 31 蒲郡線、吉良吉田から蒲郡へ
西尾線の急行で吉良吉田に到着後は蒲郡線で蒲郡に向かいます。 駅名標 西尾線
吉良吉田駅 西尾線ホームから蒲郡線を見る。左が蒲郡方向、右に蒲郡線ホーム
かつて西尾線から蒲郡線へ直通する列車が使っていた連絡線、現在も車両交換の際に用いられている。
蒲郡選ホームへの案内標識
中間改札 蒲郡線ホームから西尾線ホームを見る。
駅名標 蒲郡線
吉良吉田駅で蒲郡線に乗り換える際には広見線の新可児駅同様、中間改札があります。蒲郡線沿線には形原温泉、西浦温泉、吉良温泉などの温泉地や愛知こどもの国などのレジャー施設があり、さらに春は潮干狩り、夏の海水浴にと三河湾の魅力的なスポットが多くあり、かつては多数の本線直通特急が運行されていたようですが、レジャーの多様化、意識の変化で三河湾観光が衰退し、今日は通勤路線に変貌、西尾線との直通列車も2008年6月29日のダイヤ改正で消滅してしまったようです。
2004年に廃止となった三河線碧南方向
蒲郡線は単線、左手前が西尾線方向
元来は三河線の蒲郡方面延伸路線として三河鉄道が1920年12月2日、三河吉田駅(現、吉良吉田駅)~蒲郡駅間の免許を取得しました。1929年8月11日、三河吉田~三河鳥羽間が開業、1936年7月24日には三河鹿島まで延伸、同年11月10日、蒲郡まで延伸し、全通しました。ただ、三河鳥羽以東は非電化での開業で同駅での乗り換えが必要でした。1941年6月1日、三河鉄道は名古屋鉄道に吸収合併されてしまいます。この時は三河線と名乗りました、三河鉄道時代の電化は1500Vでしたが、西尾線との直通運転のため、1943年2月1日、600Vに降圧しました。戦後の1946年10月31日、三河鳥羽~東幡豆間、1947年4月23日、東幡豆~蒲郡間が600Vで電化されました。1948年5月16日、三河吉田~蒲郡間を蒲郡線と改称、1959年7月12日、架線電圧を1500Vとし、三河線との直通運転に。1960年3月27日のダイヤ改正で西尾線も1500Vに昇圧され、同線との直通運転も開始されました。同年11月1日には三河吉田駅が吉良吉田駅に改称されました。
蒲郡線にも広見線新可児~御嵩間同様、ワンマン化改造された6000系2連が使用されています。写真は6010F
1958年、三河湾が国定公園に指定されたこともあいまって三河湾沿岸の開港開発が進み、蒲郡線は三河湾観光路線と位置付けられ、1965年9月15日のダイヤ改正から本線直通の特急が設定されるようになりました。一時は複線化も考え、認可も受けましたが、国内にテーマパークが多く造られ、三河湾の観光開発の衰退が目に見えだし、さらに国鉄民営化でJR東海が東海道線の特別快速、新快速などで蒲郡方面のアクセスの優位性を見せつけると蒲郡線の衰退が始まりました。
三河線の碧南~吉良吉田間は同線の猿投~西中金間同様に閑散区間であったため、1985年に猿投~西中金間、1990年に碧南~吉良吉田間が合理化のため電気運転から小型ディーゼルカー(レールバス)による運転に切換えられました。それでも両区間の乗客減少に歯止めがかからず、1998年11月24日、鉄道事業合理化策として赤字路線6線区(三河線の両端区間と揖斐線黒野駅 - 本揖斐駅間、谷汲線黒野駅 - 谷汲駅間、八百津線明智駅 - 八百津駅間、竹鼻線江吉良駅 - 大須駅間)の廃止の方針が決定、2004年4月1日、三河線の両端区間は廃止となりました。
西尾線の西尾~吉良吉田間、蒲郡線の吉良吉田~蒲郡間は駅の無人化やワンマン化などの合理化が進められていますが乗客の減少は続いている状態で赤字補填のため、沿線自治体からも支援金が出されている状態であるそうです。 終着 蒲郡駅に到着
吉良吉田駅から約30分で蒲郡駅に到着です。隣にJR東海の蒲郡駅がみえますが、JRの快速で名古屋駅から40分、名鉄では100分と運賃も300円高く、勝負にならないようです。
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